遊星仮面

遊星仮面 てどんな作品?


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「遊星仮面」とはどんなTVアニメ作品なのかを、簡単に紹介します。

下記の項目をクリックすると、このページ内の説明箇所に移動します。

このサイトをつくった経緯等については、【このサイトについて】ページをご参照ください。


なぜ今、遊星仮面?

遊星仮面」は、1966年から67年にかけてつくられた、全39話のモノクロSFアニメ。

日本のTVアニメ創成期に、今のフジTV系列で放映された作品です。

制作したのはTCJ(ティーシージェイ)。現在の(株)エイケン左のリンク先は外部サイトです。((C)エイケン)


人呼んで遊星仮面」、「戦争やめろ」 といったセリフが有名。

ですが長年、それ以外の内容については、一般にはほとんど知られていませんでした。

放映時期や再放送の機会に恵まれなかったことなどもあって、認知度も低く、長年いわゆるマイナーな作品として扱われてきたからです。


今見ると、いろいろと欠点の多い作品ではあります。

それでも、ストーリーや設定などは、今見ても驚くほど斬新です。

戦争の本質や人種差別といった、深刻な普遍的問題が盛り込まれているからです。

太平洋戦争での傷がまだ生々しかった時代につくられたことも、影響しているのでしょう。


子供向き作品であっても、設定やストーリーやキャラなどに容赦ない重みをもたせるのが、日本のアニメ。

世界に誇るべきその特徴が、すでにTVアニメ創成期の頃から存在していたことを示す、貴重な作品のひとつでもあります。

「遊星仮面」は、確実に日本TVアニメ史に記されるべき意欲作です。

近年にいたっては、ドラマ性の高さが評価され、アニメにおけるSF大河ドラマの草分けであるとの意見も。

そして、一貫して流れる深いテーマ。それは戦争が絶えることなく民衆の悲劇が続く今の時代だからこそ、あえて注目されるべきものなのです。


幸いなことにED映像以外、OP映像と本編39話すべての映像が残っていたことで、2013年7月に全話DVD化が実現しました。(詳細についてはこちらをご覧ください。)

それまでにも、1996年以降、時おりCS局で放映されていました。

CS局での放映の歴史については、【放映後から現在までのページ】ページのこちらからご参照ください。


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簡単なあらすじ

各話のあらすじについては、こちらから。

Wikipedia(ウィキペディア)左のリンク先は外部サイトにも、あらすじ等がくわしく記されています。

Wikipediaに関しては、内容のいいかげんさや間違いなどが指摘されがちですが、こと遊星仮面に関しては、ほぼ正確で、かつ興味深い内容になっています。

以下の内容とあわせてご覧ください。


時は21世紀。太陽をはさんでほぼ平行した軌道を動く地球とピネロン星とは、長年友好関係にあった。

しかし、ある謎の大事故がきっかけで、両星の間に不幸な宇宙戦争が始まる。

その事故に巻き込まれて地球人の父を亡くし、次いでピネロン人の母を地球側の捕虜にとられた、星間混血児のピーター15歳。

地球で生まれ育ち、自らを地球人と自覚する彼は、祖国地球を守るべく、亡き父の意を受け継ぎ立ち上がる。


守るべき祖国。そこにいるのはいまや地球人だけではない。ピネロン人も大勢移住し、地球人と共存していたのだ。

彼らは開戦とともに、地球の軍政府によって問答無用に拘束され、彼の母と同じように、捕虜として強制収容所に収監されてしまう。

ピネロン星の独裁者は、そんな同胞を見捨てたかのように、進んだ科学技術を駆使し、地球と地球人を壊滅させようとはかる。


母たち地球に住む人々を守るためには、母たちピネロン人を捕虜の身から解放するためには、ピネロン側からの攻撃から祖国を守りぬき、最終的に戦争終結へともっていくことしか手だてはない。

ピーターはそのために、正体を隠し「遊星仮面」となってひとり戦うことを選ぶのだ。亡き父から託されたさまざまな力を使って。

母の星の人間をも守るために母の星の人間を殺す、その理不尽に身をさらしながら。

自らにもふりかかる差別や迫害をはねのけながら。


やがて、謎の大事故が陰謀であったと判明した時、事態は皮肉な結末へと導びかれることになる……。


最終回は、あらゆる意味で特筆ものです。


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はじめて映像をご覧になるさいの注意点

つくられたのは半世紀以上も昔です。ですから技術面、特に絵や動きに関しては、稚拙さが目立ちます。

登場人物の顔や頭身も、話によって、というか同じ話の中でも、コロコロと変わります。今見ると、笑えるほどの“作画崩壊状態です。この時代の作品を全くご存知ない方なら、かなりの違和感を感じられることでしょう。

(作画に関する時代状況については、こちらをご参照ください。)

また、まだ人類が月に行っていない時代の作品ですので、SF考証なども、今見ると凄まじくメチャクチャ。

さらに、主人公の性格やヒーローとしての行動には、今見るとかなり深刻な問題点があります。現在では許されない表現も多いです。

欠点はいくらでも出てきます。


それでも、あえて設定やストーリーのみを追ってみてください。

注目すべき価値があることに、きっと気づかれるはずです。


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遊星仮面についてもっとくわしく知りたい方のために

(1)このサイト内で

  • ホームにもどり、興味あるページをご選択ください。

    サイトマップ】ページからも、自由にご選択できます。

  • 皆様からの作品批評/テーマと全体像について】ページを、一度はご一読ください。

    今の目で、実際に作品をご視聴(CS放映録画分をご覧)くださった方々からの、熱いご意見やご感想を載せています。

  • 足立明氏の功績(原作&全話脚本担当者) 】ページを、ぜひご一読ください。

    私(OHYABU)の独自視点からの解釈です。ある程度作品についての知識をお持ちいただいてからの方が、わかりやすいかもしれません。

    作品世界全体が、足立明氏の功績を通し、端的にご理解いただけるようになっています。同時に、作品の短所と長所も、詳しくおわかりいただけるようになっています。

  • 一部メインキャラの画像は、こちらをご覧ください。

  • 参考までに、初期の物語設定書をこちらに掲示しています。


(2)このサイト外で(映像以外で)

  • (株)エイケンの公式HP左のリンク先は外部サイトをご覧ください。

    (補完的情報については、このサイト内の【参考資料】ページをご参照ください。)

  • 日本動画協会作成の、日本のアニメ作品総合データベースアニメ大全(※ 閲覧には「同意」が必要)左のリンク先は外部サイトより、「遊星仮面」の項(※ 閲覧には「同意」が必要)左のリンク先は外部サイト

    「本作が放送されたのはアニメーションがまだ「テレビマンガ」と呼ばれていた1966年だが、この当時、すでに戦争の愚かさや恐ろしさをアニメで訴えていた先進性は、注目に値する」との記述が。

  • 書籍『アニメと戦争』(藤津亮太/著 日本評論社)の第3章から、<類例のない『遊星仮面』>(73ページ~)。

    「戦争を支えているのがどのようなメンタリティなのか。そこを折に触れて描くことで本作はSFヒーローものと戦争ものを両立させることに成功(略)本作のようなアプローチの作品は、その後もあまり例はなく、もっと注目されるべき作品だ」との記述が。

    【新着情報】ページのこちらに、書籍の購入方法など、よりくわしい情報を載せています。

  • マンガショップ左のリンク先は外部サイト で発売中の漫画版をお読みください。

  • 私(OHYABU)のX(旧ツイッター)から、遊星仮面の本質についての重要な書き込みを抽出した以下を、参考にご覧ください。私以外の方が書かれた新たな視点での作品解説サイトの情報も載せています。

    ふぁぼろぐhttps://favolog.org/ohyabu左のリンク先は外部サイト →こちらにアクセスしてください。

上記の (株)エイケンの公式HPと、マンガショップの公式HPでは、画像もご覧いただけます。

後者では、立ち読み と書かれたところをクリックすれば、漫画の一部を読むことができます。

アニメのキャラデザインは漫画版の作者の手によるものですので、造形にはほとんど差がありません。


(3)ソフト化製品、およびネット配信状況

  • 動画配信サービスは2020年12月で終了。再開情報はありません。

  • 2013年に発売されたDVD-BOXについては、こちらをご覧ください。

    同じ内容で、2018年3月に廉価版が発売。詳細はこちらを。

  • 1984年に東映ビデオから出た「エイケン TVアニメグラフィティ2」には、第3話が収録されています。

新着情報】ページには、DVD-BOX以外で見ることができる動画情報についても記載しています。