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TVアニメ作品「遊星仮面」について、テーマや作品の全体像に関わることについての皆様からのご意見・ご感想を、複数の項目に分けて掲示しています。(当サイト内の【遊星仮面 てどんな作品?】ページの内容と重なるものです。)
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徹頭徹尾、戦争の暗い側面、残酷な側面を描いていましたね。
戦争の「本当の姿」を子供たちに伝えようとした作品だったのかもしれないですね。 (以上、スレNo.390-2111 礼院坊)
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このお話は強制連行からはじまってピネロン人への差別と迫害を描いてきていました。 (以上、スレNo.385-2085 うる妻)
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テーマである人種差別を「肌の色」ではなくて「ピネロンマーク」で表現する作品ですから。 (以上、スレNo.365-1823 うる妻)
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「遊星仮面」のお話のキモは、地球を守る無敵のヒーローは、実は守っている地球人たちから虐げられているというところのはずです。 (以上、スレNo.355-1702 うる妻)
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実は「(注)仮面VS仮面」のお話。
目に見える仮面だけが仮面ではなく、実は見えない仮面がたくさんあって、注意しなければいけないのはむしろ後者の方。
人の二面性や演技も仮面かもしれない...なんていう「裏テーマ」も込められていたのかも知れません。 (以上、スレNo.390-2155 うる妻)
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この時代によくこんな内容のものをやれたって、今さらながら感心しながら見ています。 (以上、スレNo.358-1729 うる妻)
アニメは子供が見るもの・・・という時代にしては、エグい内容だったなあとあらためて感じました。 (以上、スレNo.385-2068 礼院坊)
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(注) こちらもご参照ください。
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遊星仮面は、鉄人~パピイに続くグリコ劇場の第3弾でしたね。私もリアルタイムで見てはいたのですが、内容的にかなり重苦しい連続モノだったために、続けて見るのが辛いものがあったように思います。
再放送があまりされないのも視聴率的に苦戦した実績が響いているのでしょうね。
グリコ劇場はこの遊星仮面を最後にアニメ放映枠としては消滅します。作品的には前2作よりも色々な意味でクオリティはアップしていたのですが、サイトでも触れられているように、そろそろ《作れば当たる》というSFアニメブームも終わってからの放映という時期的な問題もあり、不遇な作品だったのは確かです。 (以上、スレNo.334-1485 ヒロをぢ)
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まず見てビックリ、こんなリアルな宇宙戦争アニメがこの時代にあったんですか!
主戦場は宇宙空間で、ロケットや宇宙戦闘艇、ミサイル、宇宙ステーション、月面基地、ロボット兵などの宇宙メカが次々と惜しみなく繰り出されます。もちろんいまの子供たちが見たら「チャチい」って言うデザインかもしれませんが、昭和40年代の初めはこれが標準的なデザインで、当時の気持ちに立ち返ってみれば間違いなくかっこいいSFアニメです。
遊星仮面の活躍はいつも最後の方で、そこに至るまでの地球軍とピネロン軍の熾烈な攻防こそ物語の本筋のような感じですね。その部分はどんな大人(アニメを蔑んでる人も)が見たって見応えあると思います。 (以上、スレNo.355-1657 礼院坊)
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空中戦あり、地上戦あり、スパイ戦あり・・本当にさまざまな戦いを見せてくれる宇宙戦争アニメです。 (以上、スレNo.365-1799 礼院坊)
ストーリーの中心軸がいつも軍隊 (以上、スレNo.358-1694 礼院坊)
「人間対人間」それも「軍隊対軍隊」の戦闘にかなりの重点が置かれていました。 (以上、スレNo.403-2265 礼院坊)
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戦闘場面が絵的、演出的に稚拙ではあっても妙に生々しいのは、やはりスタッフに戦争体験者が多くいらっしゃったことが大きいと思いますよ。 (以上、スレNo.355-1659 うる妻)
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名もない大勢の兵士たちがセカンドヒーローだったと思います。
(注1)ヤマト以前にこういうSFアニメが存在していたこと自体が驚きです。
スーパーヒーローが登場するアニメで、名もない兵士の活躍がこれだけ描かれた作品ということになると、きわめて珍しいのではないでしょうかね。 (以上、スレNo.403-2269 礼院坊)
名もない1兵士の行動を追って、その心理を描きあげるこういう演出は、それ以前の作品でも無かったんじゃないかと思うんです。
「ヤマト」ではありました。「(注2)ガッチャマン」ではどうだったかな?
とにかく当時としてはそうとう斬新な演出だったと思います。 (以上、スレNo.403-2268 うる妻)
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(注3)シリカス挺長らの勇敢な軍人たちのドラマはヤマトやガンダムを連想させるようなところがありますね。 (以上、スレNo.358-1690 うる妻)
ヤマト、ガンダム並の軍隊アニメでしたね~。
遊星仮面の時代は戦争ドラマのコンバットがとても人気がありましたから、そのあたりを参考にしていたんじゃないかと思うんですけど、子供向き作品(のはず)に、こんなオトコばかりやたら出てくる作品やってたなんて渋すぎます~ (以上、スレNo.403-2270 うる妻)
子供たちが宇宙SFアニメに夢中になる傍ら、少し高い年齢層の人たちはコンバットに熱中していたんですね。
となればアニメを作る側に、「こっちも本格的な軍隊描写を」という意識が高まっても不思議はないですね。
軍人たちの世界の描写という点でも、遊星仮面はヤマトと並んで日本のSFアニメ史上見逃せないなと思いました。 (以上、スレNo.403-2272 礼院坊)
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ピーター/遊星仮面の場合は第1話から「地球のために戦うってどういうこと?」なんです。
母のマリアとピーターは何も悪いことをしていないのに「ピネロン人だから/ピネロンの血を引いているから」というだけで地球の軍人からひどい目に遭わされてしまうんです。
地球の軍人たちは地球で生活している他のピネロン人に対しても容赦しません。たとえ相手が女性であってもです。
それどころか当の地球の一般人に対しても平気でひどいことします。
ピネロンの攻撃に怯えて軍につめよる一般人たちに向かって、威嚇射撃どころか本気で発砲しようとする連中です。
「遊星仮面」はそんな軍人たちを助けて戦うお話なんです。 (以上、スレNo.347-1582 うる妻)
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仮面のヒーローの設定事態は無理ありすぎでウソっぽいんですけど、地球を守ってはいるけど一般人に優しくない軍の設定はリアルすぎです。
70年代半ばになればそんな描写も珍しくなくなってきますけど、モノクロアニメでここまでやるなんて驚異です。 (以上、スレNo.347-1582 うる妻)
「民間人に優しくない軍隊」の話はルーツをたどっていくと遊星仮面まで行き着くのでしょうね。
それ以前にも単発的にはあったと思いますけど、作品のテーマになっているのは、この時代では遊星仮面だけでしょう。
今の時代、もしリメイクしたら、恐ろしく殺伐としたお話になりそうです...(以上、スレNo.347-1586 うる妻)
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「遊星仮面」の世界は第二次世界大戦での軍人兵士や民間人のありかたがモデルになっている様子です。
敵星人だというだけで何も悪いことをしていないピネロン人たちを片っ端からとらえて強制収容所送りにしちゃう地球軍なんかそうですよね。
かといって地球軍が民間人をちゃんと守ってるわけでなく時には銃を向けるし、キニスキーなんか、とらえたピネロン民間人を拷問してるし...
地球の軍人がこれだけ非道なことをやっているわけですから、当然、敵のホイヘンスたちにはその上をゆく鬼畜じゃないと、子供向けアニメ作品は成り立ちませんわ~。
ピネロンが地球をブチこわすような荒っぽいことを平気でやるのはそんなわけなんでしょう。
ホイヘンスは無差別テロで降伏を迫ったり内部攪乱を図ったりするかと思えば、収容所にいる同胞たちを平気で殺そうとしたり、人気取りのポーズをとったり...と、やることがいちいちえげつないです。
敵も味方も両方鬼畜で、地球人は主人公をイジメるし、おっさん率はやたら高いし、主人公は二重人格でMだし、鈍感ヒロイン(=リンダ)はSだし...これでは小さな子供にはハードルが高すぎるでしょう。
「遊星仮面」を大人になってから見返すことが出来て本当によかったですよ!! (以上、スレNo.358-1734 うる妻)
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地球にあれだけ多くのピネロン人がいるんですから、ピネロン星にも相当数の地球人が暮らしているはずですよね、その人たちはどうなってるんだろうと考えるんですが、あのホイヘンス総統のもとでは、ナチスのアウシュビッツ収容所みたいなことになっているのではないかと・・・。 (以上、スレNo.358-1737 礼院坊)
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(ホイヘンスが)地球を破壊するということは、囚われている同胞たちを見捨てるということですよね。 (以上、スレNo.358-1737 礼院坊)
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そういえば地球人には軍にたてつくほどホネのある平和主義者って登場しなかったような?? (以上、スレNo.385-2054 うる妻)
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いつも(注)ラストでリンダに「どこ行ってたのピーター」て言われて、「ごめん、リンダちゃん」って頭をかくピーターを見るとなぜかホッとします。
この「家庭」がなかったら、見るのがほんと辛いアニメになりそうです。(以上、スレNo.358-1683 礼院坊)
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(注)「ラストで描かれるいつものファミリーなシーン」(スレNo.374-1936 礼院坊 より) のこと。
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「遊星仮面」の世界の地球での人権は、法律はどうなっちゃっているのー??...というくらいメチャクチャなんです。
現在より科学は進んだ世界ですけど、法律はむしろ後退しているような...。
もしかしたら、戦争によって人の心がすさんで、人権・人命が軽く扱われるようになってしまったのかもしれませんが。 (以上、スレNo.374-1923 うる妻)
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このお話で一貫してよく聞くセリフ「みんな戦争が悪いんだ」にいつも疑問を感じています。
何が起きても戦争のせいにして片付けてると、→「戦争だからしかたがない」→「戦争だからなんでも許される」となっていくと思います。気がついてみると人権も法律も滅茶苦茶な世界になっていた・・ということになるんじゃないでしょうか。
戦争中だって人の世において守られなければならないルールがあるのではないでしょうかね。 (以上、スレNo.385-2052 礼院坊)
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第1話で描かれていたピネロン人狩りの光景・・・キニスキーはじめピネロン人狩りをする軍人たちの態度は敵愾心に満ちていました。そして捕らえたピネロン人たちのことを地球人たちは一貫して「捕虜」と呼んでいます。捕虜ということは敵という認識を持っているということです。
ですから最大の理由はやはり「ピネロン人は敵だから」という、かつてのアメリカが日本人に対して抱いたのと同じ、単なる人種差別である可能性が高いと思います。
もし「正当な理由」があるのなら、どこかでソクラトン教授やビッツ隊長あたりがなんらかの説明をしているのではないでしょうかね。そもそも囚人同然の扱いはしないはずだと思います。 (以上、スレNo.365-1820 礼院坊)
身柄拘束の際には一貫して「逮捕」という言葉が使われていましたし、第15話で収容者を移送するシーンなんか銃を突きつけられ、完全に罪人扱いでした。収容所では強制労働をさせられていました(29話)し、家族との面会や手紙のやりとりすら許されていませんでした。
第37話の「めちゃくちゃ裁判」でニック中佐が、保護のための収容だったがキニスキーのせいで非道な扱いになったと証言していました。でもアニメをずっと見ていた人ならば「そんなウソ誰が信じるか」だったと思います。
やはりこの物語で描かれていたピネロン人の強制収容に保護の意味はなく、一貫して迫害でしかなかったと思います。 (以上、スレNo.385-2082 礼院坊)
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ソクラトン教授には地球軍の非道を容認して欲しくなかったです。たとえ口だけでも、「私はピネロン人の強制収容には断固反対だ!」と言って欲しかったのです。 (以上、スレNo.385-2070 礼院坊)
私も残念に思っています。
そうしたリアクションがあれば、遊星仮面は当時の子供の心に、もっと確実に響いていたかも。
子供の心にまで届く名作アニメには、「なぜ?」「どうして?」「それは違う!」といった形で明確に表現された葛藤があるのかもしれませんから。 (以上、スレNo.385-2075 OHYABU)
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敵星間ハーフは差別されて簡単に殺されてしまうという世界を描きたかったのかもしれません。 (以上、スレNo.385-2054 うる妻)
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問題なのは一般市民の反応です。
1クール目の時には、彼らが遊星仮面を直接見る機会があり、「遊星仮面ありがとう」などと言うシーンも出てきますが、両者の関係はどんどん希薄になってくるんです。
軍人と遊星仮面との接点は最終話まで続きますが、市民たちと遊星仮面とが顔を合わせることはなくなり、ついに24話では、「遊星仮面って誰?」といった反応まで出てしまうのです。 (No.345-1559 OHYABU)
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ただでさえ地球側もピネロン側も危ないオッサンが多すぎる (以上、スレNo.347-1583 うる妻)
内容がシリアスで絵が劇画に近い遊星仮面は大人っぽさやカッコよさを狙ったんだと思います。
でも見ている子供たちがあこがれるようなかっこいいお兄さんやすてきなお姉さんが少なかったことは、マイナスになっちゃった可能性ありますね。 (以上、スレNo.334-1528 うる妻)
軍のオッサンがお話の前面にでてくるので、幼い子供、特に女の子にはウケはよくなかったんじゃないでしょうか。
味方のはずの地球の軍人からしておっかない顔してて、主人公をイジメまくるのですからなおさらです。 (以上、スレNo.355-1659 うる妻)
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ゲストキャラの男の子率は相当高いアニメですね~。
女の子はホント、少ないです。 (以上、スレNo.355-1648 うる妻)
登場する男の子は(注)みんなすンごくかわいいですね!
回想シーンに出てくる幼児期のピーターもほんと「めちゃかわいい」です。
美女、美少女のゲストキャラが少ない分、かわいい男の子が作品に潤いを与えてくれてくれてますね。 (以上、スレNo.358-1750 礼院坊)
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第23話「バス-カノンの眼だ」を視聴しました。カルメル博士という美人の天文学者が登場しますね。
少ない美女ゲストですが、第14話に登場したヘレン博士も地質学者でした。
この当時軍隊といえば男の世界ですから、軍人たちがストーリーの中心軸となっている遊星仮面では、女性を登場させるとなると科学者ぐらいしかないですね。 (以上、スレNo.358-1758 礼院坊)
「遊星仮面」のお話の構成は、男性キャラがほとんどを取り仕切っている感じですね。
戦時中で軍人が威張っている世界だから女は必要ないんでしょうか。
リアルといえばリアルですけど...。 (以上、スレNo.355-1648 うる妻)
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女性が少ないとどうしても地味になってしまいます。
こんなところで損してますね、この作品は。 (以上、スレNo.347-1595 うる妻)
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(注)例外もいますよ。(31話に出てくる少年です。)
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遊星仮面による一般兵士殺害シーンについて。
遊星仮面の戦いは一貫して防衛戦ですから、正当化できるところもあるんですけど、
それでもやっぱり、昔のアニメを知らない目から見るとひっかかりますよ。
3話なんか、兵士たちの逃げ道を破壊して、宇宙空間にみんなほおり出させて、それを見てにやりと笑っているんですからね。
昔の作品だからといっても、言いわけにはなりません。
同じ制作会社がつくったスーパージェッターやソランは、人への直接の殺傷はひかえるよう、明らかに考慮されたつくりになっています。
それに対しパピイと遊星仮面は無配慮なんです。
ただ遊星仮面の場合、作画チームによって描写は異なります。
兵士への直接攻撃の場合、体にシューターを直接たたきつけるシーンを描くチームと、殺しに至らないよう銃や手に当てるシーンをかくチームとに分かれているのです。
現場での考え方には、いろいろあったのかもしれません。 (以上、スレNo.334-1540 OHYABU)
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守るべき民に対して威張っているけど、戦う相手のピネロンには歯が立たない地球防衛軍。
よほどストレスが溜まっているのか、素顔に戻ったピーターを蹴ったり突き飛ばしたりやってます。
軍人にイジメられ、リンダの尻にしかれたピーターがストレスを発散できる相手はピネロン軍だけってことになりますね。
遊星仮面が逃げまどう雑魚兵まで殺しちゃうのも、そのせいかもしれません... (以上、スレNo.347-1594 うる妻)
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人間って多かれ少なかれそうやって「仮面を被って」生きていますよね。ピーターはまさに仮面を被って戦うわけですが、そのとき彼はすでにピーターではなく、戦うためだけに存在する遊星仮面という別の人間なのではないでしょうか。
戦争って非情で残酷な世界ですから、おとなしくて思慮深くて優しい自分を捨て、大胆不敵でハッタリも言えて殺傷もへっちゃらな仮面を被らないと、きっと目的を成し遂げることはできないのではないかと思います。
現実の戦争に行く(行った)兵隊さんたちもそうだったのかもしれません。だとすると遊星仮面は、戦争というものをよりリアルに、しかも本物の仮面を描くことでその非情さをより象徴的に描いた作品と言うこともできるのではないでしょうか。 (以上、スレNo.347-1623 礼院坊)
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惜しいのはお話が荒いというか、なんかちぐはぐな感じがすること
全体的にそういう感じですよね。幸運の女神もたまにならいいですが、(注1)こうしょっちゅうたすけてもらうとちょっと残念な気がします。やっぱりヒーローの知恵と力でピンチを乗り越え、勝利をつかんで欲しいのですが・・・。
でも、どだいピーターは生身の少年、アトムやエイトマンのような鋼鉄の体や10万馬力のパワーがあるわけじゃないですし、頼みの強化服も(注2)ガッチャマンみたいにシュパッと変身できるものではないし、パーマンセットみたいにポケットに入る大きさでもありません。
なによりも隠し事が多すぎましたね。
お話の世界で正体隠すだけならまだスムーズな話作りができたと思うんですが、視聴者にもそれを隠すとなると、制約が格段に多くなってしまいますね。主人公の協力者を一人も設定することができないのがつらいです。
遊星仮面の脚本家さんたちはがんじがらめの制約の中でお話作りしていらしたのだと思うんです。
絵や動きがあれだけよくできているのにお話に荒さが目立つのには、そういう事情があるように思えます。
もう少し最初の設定をうまくできればよかったのかも・・・でも当時はまだいろいろなことが手探りの段階だったのでしょうね。
その後大いに流行った仮面ヒーロー&変身ヒーロー&秘密ヒーローにとって、遊星仮面は間違いなく、その発展のための大きな礎になったはずだと思います。 (以上、スレNo.374-1952 礼院坊)
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昔のアニメは設定が甘いものが多かったと思います。(今のも結構イイカゲンだったりしますが...)
でも「遊星仮面」は他の作品より内容がシビアですから、それだけ荒が目立ちやすいところもあると思うんです。 (以上、スレNo.385-1998 うる妻)
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「(注3)ロビン」や (注4)モノクロ「009」でも反戦メッセージが濃いエピソードがいくつもありますけど、「遊星仮面」の場合はよりストレートですね。
地球軍を悪く描きすぎたことで何か圧力でもかかったのかな、なんて思ったんですけど、これは考えすぎでしょうか。 (以上、スレNo.358-1744 うる妻)
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(注1)偶然や敵のエラーや「お情け」などに助けられるストーリー展開が多いことをさしています。
(注2)『科学忍者隊ガッチャマン』(TVアニメ 1972年10月~1973年9月放映)。
(注3)『レインボー戦隊ロビン』。(詳細についてはこちらをご覧ください。)
(注4)『サイボーグ009』(TVアニメ モノクロ版 1968年4月~9月放映)。
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他の回でも絵の技術が追いつかなくて結果うまくいかなかったけど、思い切った構図の場面があって「おおっ」と思ったりしました。
よく見ると結構「冒険」してるんですよ、「遊星仮面」の作画と演出は。
劇画調の絵とシリアスな内容、謎めいたヒーローということで、いろいろ工夫を凝らしていたんじゃないかと思います。 (以上、スレNo.385-2092 うる妻)
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このアニメには本当によくロボットが登場しますよね、どれもデザインが非常にコッていて面白いです。
この時代の最先端を行くデザインだったんじゃないでしょうか。 (以上、スレNo.374-1934 礼院坊)
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メカでは第14話のモグラタンクがカッコイイです。デザインの奇抜さでは第7話のカンガルーロボット、ネタ的にはこの回の蒸気機関式ポンコツ潜水艇も捨てがたいです。
EDがないので作画スタッフもキャラやメカのデザインもどなたかわからないのがホント残念です。 (以上、スレNo.347-1595 うる妻)
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TVアニメというと3コマ撮りが普通なんですけど、どうやら部分的に2コマ撮りしている場面もあるみたいですね。
火ダルマになった敵円盤が地上をうねるように迷走したあとに爆発という場面が(注)バンクで何度か登場しますが、気持ち悪いくらい動くので、つい見とれてしまいます! (以上、スレNo.347-1595 うる妻)
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<24話>
ピーターの瞳の中に戦火で焼かれる思い出の木が映るという演出は新鮮でした。
瞳の中の炎というと「巨人の星」で始まったと思っていましたけど、遊星仮面がルーツかもしれないですね。(以上、スレNo.355-1679 うる妻)
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<27話>
戦闘場面の作画が気合いはいってますね!!
それに2コマ撮りかフルアニメを部分的にですがあちこちで使っている様子です。
かなり贅沢な作りしてます。総動画枚数はどのくらいでしょう。
バンクが多いとはいえよく動きますねー。感心しました。
「遊星仮面」の時代はトレスマシンどころかコピー機もろくになかった時代ですから、アニメーターの皆様のがんばりにはホント、頭が下がります。
地球でのロケット発射場面がリアル~。実際の発射場面を参考に作画したのでしょう。
影を使った演出も面白かったです。 (以上、スレNo.358-1697 うる妻)
他の回でも影を使った面白い演出が見られました。エイケンは影使いが上手いのかな。 (以上、スレNo.374-1871 うる妻)
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<38話>
絵がとても綺麗。動きもいいです。
その中でも注目は、ロバートの指から指輪を抜き取るサップス(=ヘスラー)の腕の作画です。
筋肉の動きがリアルに描き表されていて、ここまでやるかとおもうほどのこだわりを感じました。 (以上、スレNo.385-1974 うる妻)
あの場面、指輪を抜き取られる手の「くたっ」とした感じもよく表現されていました。
それだけでも相当なレベルなのに、腕の筋肉が「びくっ」と動くところまでやっちゃうんです。
普通はここまでやりません。 (以上、スレNo.385-2086 うる妻)
ここまでこだわられた理由はなんなのでしょうかね?映画や実写ドラマに比べてアニメの社会的地位が低かったことへの反骨心だったのかな。ビデオのない当時、このリアルな絵に気付いた人がどれほどいたことか・・・このシーンを描かれた方がまだご存命ならよいのですが。 (以上、スレNo.385-2089 礼院坊)
この回は全体的に絵が丁寧でレベルが高かったです。
原画チームは数人いるはずなので、ハイレベルな人たち同士で競争していたのかもしれませんね。 (以上、スレNo.385-2092 うる妻)
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(注)この場合、正確にはバンクフィルム。
「一度作画した動画の中でよく使われる物はバンクフィルム(単にバンクとも呼ばれる)として保存されて再活用される。」(←Wikipedia(ウィキペディア)より)。
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「遊星仮面」に似ている作品を探してみると、
(1)ベースは(注1)「怪傑ゾロ」(仮面のヒーロー・最後に正体を明かす)
(2)主人公の生い立ちと戦う理由は(注2)「ロビン」(星間ハーフ・地球防衛だけでは済まない)
(3)(注3)ラストは、 (注4)「トリトン」( (注5)皮肉な結末・同胞の大量死) (以上、スレNo.385-2040 うる妻)
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(注1)こちらをご参照ください。
(注2)『レインボー戦隊ロビン』。(詳細についてはこちらをご覧ください。)
(注3)第39話をご参照ください。
(注4)『海のトリトン』(TVアニメ 1972年4月~9月放映)。『ガンダム』の富野由悠季氏監督作品。最終回は衝撃的。
(注5)詳細については、【皆様からの作品批評 最終回についての考察】のページをご覧ください。
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ターゲット層が微妙にずれていたのでは...という気がします。
マンガは一般のマンガ雑誌のほか学年誌に掲載されていたんですけど、幼稚園と小学三年生でしたから。
まあ、そのおかげで私はマンガの遊星仮面を知ることができたわけなんですけど、作品のためを思えば小学校高学年を狙った方がよかったんじゃないかなと思います。 (以上、スレNo.334-1512 うる妻)
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関東だとろくに(注)再放送もなかったようですから (以上、スレNo.355-1674 うる妻)
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発表する時期がまずくて理解されるのに時間がかかりすぎてしまったのは残念でしたけど。
もっと再放送されていたら、その後の評価は変わってきたと思います。 (以上、スレNo.347-1601 うる妻)
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(注)時期はわかりませんが、関西の一部と名古屋などでは、再放送はあったようです。関東でも、1960年代に東京12チャンネルで再放送があったことまではわかっています。