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2023年の第2期放映以降のX(旧ツイッター)上での記述。
このページには、2023年6月5日以降の記述を転記しています。
それらを時系列に並べ、適当なところで区切り、下記のように並べてみました。
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TVアニメ『ヴィンランド・サガ』2期20話:
王(クヌート)の精鋭部隊を前に、ケティルの素人部隊の屍は増え続け、ついに“蛇”は独断で退却命令を。
怒るケティル。が、彼自身も倒され…。
クヌートは、追撃禁止を伝える為、ウルフをフローキのもとに送る。
守りが手薄になった彼の後ろに、トールギルが!2023/6/5
トールギルの奇襲を何とかクヌートはかわす。
舞い戻ってきたウルフは、片眼を潰されながらもトールギルを追い払う…。
王(クヌート)の危機への対応と追撃禁止命令で敵が去ったことで、“蛇”は生き残る。
彼は、地面に倒れてた瀕死のケティルを見つけ、「敗軍の将の責任、取ってもらうぞ」と背中に担ぐ。2023/6/5
アルネイズは一旦息を吹き返してた。(彼女の前にはトルフィンとエイナルとレイフが)
彼女は、戦争ばかりのこの世に絶望し、亡き夫と子供達のもとに逝くことを望んでた。
そして、エイナルとトルフィンに礼を言い、安堵したように事切れる。
2人は必死で彼女をこの世に引き留めようとするも……叶わず。2023/6/5
そこに、瀕死のケティルを背負った“蛇”が到着。
エイナルはケティルに気づき、アルネイズの仇として彼を殺そうと。
しかしトルフィンが、正気を失った彼を殴り、必死で抑えつける。
「エイナル。お前の怒りは旦那を殺したって収まりはしない。怒りが怒りを呼んで次々に人が死ぬだけだ!」2023/6/5
アルネイズは丁重に葬られる。
墓石の前に座りこんだままのエイナル。遠くから墓を悲しげに見やる“蛇”。
そんななかトルフィンは歩き始める。クヌートに会い侵攻を止めさせる為に。
レイフは懸命に止めようとするが……。
最終的には、生きて戻るとのトルフィンの言葉を信じ、彼の意を尊重することに。2023/6/5
20話で、アルネイズは逝き、トルフィンは決意する。
アルネイズの中の人の演技は、本当に上手い!
クヌートによる指揮は概ね理性的で、近代戦争での対応に近いものがあるものの、一方で中世の戦争を体現するトールギルを評価する一面も。
彼自身の葛藤をあらわしているのかもしれない。2023/6/5
―――
TVアニメ『ヴィンランド・サガ』2期21話:
クヌート側は、ケティル側の戦死者の遺体を集めてた。遺族に引き渡すために。
圧勝はしたものの、クヌートは、軍の農場への立ち入りは禁止――略奪は禁止と命じる。
そうやってケティル側からの降伏の動きを待つことに…。
そのケティル側は、負傷者で溢れてた。2023/6/5
負傷者達の血と叫びと、彼らの家族の悲しみに満ちた現場に、オルマルがいた。
自らのしくじりが発端となったこの事態に、彼の心は崩壊寸前…。
そんななか、彼と意識が戻らないケティル本人以外のケティル一家と“蛇”は、今後の対応について話し合ってた。
抗戦継続が降伏か。降伏となると国外追放に。2023/6/5
ケティルの妻とトールギルは抗戦支持。
“蛇”は決定に従うと。
スヴェルケルは、ケティルが跡継ぎと決めたオルケルが決定すべきと提案する。
で、そのオルケルは降伏を選ぶ。
母や兄から驚かれ非難されても、彼の決意は変わらず。
自分の死も他者の死も怖い。しくじりを隠すのは勇気ではないと主張する。2023/6/5
自分は笑われて当然のバカで無能な男。なのに「俺には黙って笑われる勇気がなかった」と。
「降伏する。笑いたきゃ笑えよ」とオルマル。
スヴェルケルは孫の成長を評価し「王にその意思を伝えてこい」と。
“蛇”も「俺も一緒に行こう。俺は笑わねえよ、若旦那」と。
納得できないトールギルは家を出る。2023/6/5
エイナル。
墓石の前に座りこんだままだったが、異変に気付く。
出航準備を整えているレイフのもとに行き、トルフィンが王(クヌート)に会いに向かったことを知る。
レイフは、トルフィンの決意は固いと。戻ってくるとの彼の言葉を信じると。
しかしエイナルは納得せず、王の軍隊がいる海辺へと向かう。2023/6/5
トルフィン。
兵士達に王への謁見を願い出るも。相手にされず。
クヌートには「トールズの子トルフィン」と伝えられるが、謁見には至らず。(「まさか!」と思われた?)
到着したエイナルからは「戻れ!」と。
が、農場の人々に恩を返す為として、「100発殴られ耐えられたら王に会わせる」との賭けに乗る。2023/6/5
21話のキモはオルマルの成長。
ただ、現代とは価値観が異なる時代だけに、彼の「勇気」は異質ですらあるかもしれない。
何よりクヌートが略奪や暴行を禁じていなければ、対応を変えざるをえなかったかもしれない。
クヌート自身の葛藤も深い。それが自身の中に父スヴェンの亡霊を生み出してるのだろう。2023/6/5
中世の価値観の中に、聖書を通してキリスト教の価値観が入り込んできている。
そうした時代背景を読み取れるのが、『ヴィンランド・サガ』の物語でもある。2023/6/5
ところで……
この21話の中の、フローキによる「略奪は戦勝者の権利です」との言葉。
この中世の価値観が、再び現代に蘇っていることに、あ然となっている。
ロシア軍はウクライナを侵略し、今現在、頻繁にそういうことを行っている!2023/6/5
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TVアニメ『ヴィンランド・サガ』2期22話:
「100発殴られ耐え切れたらクヌート王に会わせる」との賭けに乗ったトルフィンは、近衛兵ドロットの拳を受け続ける。
エイナルは見守るしかない。
歓声上げる兵達と共に様子を見てたクヌートの側近ウルフは、トルフィンが上手に衝撃を和らげてることに気づく。2023/7/6
そこに、王(クヌート)に降伏を伝える為、オルマルと共にやってきた“蛇”。
事態に驚き、声をあげる。
それで集中が途切れたトルフィンは、拳をまともに食らって地面に倒れる。
エイナルから経緯を聞いた“蛇”は、王と話し合って解決するぐらいなら最初からそうしてると、賭けをやめさせようとするが……2023/7/6
「本当に真剣に、話合いで解決する努力をしたのかよ。向こうが剣を抜いたから、何も考えずに剣で応えただけだろうがよ」
トルフィンはそう言って立ち上がり、賭けを続けるようドロット達を威圧。
「俺ぁ暇じゃねんだ!人(=レイフ)を待たせてんだよ」
……もはや誰もトルフィンを止めることはできない。2023/7/6
トルフィンが100発耐えた頃には、もう誰も彼を笑ってはいなかった。
ドロットは本物の戦士だと敬意を表し、王への目通りの許可をウルフに乞う。
ウルフは問う「なぜ殴り返さないのだ?」
トルフィン「俺達は今日会ったばかりだ。アンタ方は俺の敵じゃない。俺に敵なんかいない」
(ここで亡き父の映像)2023/7/6
クヌートへの謁見OKに。
トルフィンはエイナル連れ、4年ぶりに再会。
ウルフとエイナルは、トルフィンが凄腕の近衛兵であったことと奴隷に堕とされた経緯とを知る…。
農園から手を引けとトルフィン。しかしクヌートは拒否。
これにエイナル激怒。所詮は略奪や暴虐を働くヴァイキングの親玉だとなじる。2023/7/6
クヌートは怒ることなく語り始める。
自分は確かに略奪者ヴァイキングのトップであると。広大な領土を統べる支配者でもあるが、神を超えることはできないと。
かつてトルフィンにも語った、万民を救う「楽土」建設の夢。その為には、神に背くヴァイキングを神に叛逆して救わないと成しえないとも語る。2023/7/6
「ヴァイキングを救う」との発想にトルフィンは驚く。
暴力と破壊をトップダウンで統制し、結果としてそれらを減らそうとしてるのだ。
一方エイナルは激怒。「その為に今日テメエに殺される人間は誰が救うんだ!」
力になる人間(ヴァイキング)は生かすが、役に立たない人間は殺し、そこから奪うのかと。2023/7/6
クヌートは、このままいっても平行線だと察したのか、威圧の手段に出ようとする。
――以上22話2023/7/6
―――
TVアニメ『ヴィンランド・サガ』2期23話:
トルフィンとエイナルを威圧するクヌート。
クヌートの部下達は、トルフィンを殺すことは望まず、彼に去れと指示。
クヌートの中の亡き父スヴェンは、支配の障害となるトルフィンを殺せと囁く…。
そんなクヌートに対し、トルフィンは意外な言葉を発する。2023/7/6
「クヌート、お前が権力に任せて無茶を通すつもりなら俺は逃げる」
トルフィンの言葉に、一同呆気にとられる…。
トルフィンは、クヌートが自分と同じく大勢を助けたいと思ってはいても、その為には少数を虐げるなど自分とはやり方が大きく違ってることを知る。
虐げられない為には逃げるしかない!2023/7/6
(トルフィンは交渉決裂だと感じて、いったんクヌートに背を向ける。
この時、逃げる意思のある農場の人達は連れていくつもりだったのだろうか…?)2023/7/6
ヴァイキング一族にとって「逃げる」とは、生きていく価値を――誇りを捨てる行為。
臆病者となじられ見下される行為であり言葉である。
そんな言葉を堂々と述べたトルフィンのありえない行動に、クヌートは驚き、感嘆し、大声で笑い始める。
「これほどくだらない和平交渉は初めてだ」と……(褒める!)2023/7/6
(クヌートは、トルフィンを「美しい男」と称する。
殺傷を嫌い臆病者となじられたかつての自分が肯定された思いもあったのではないかと)2023/7/6
トルフィンとクヌートは、互いの2つの道を確認し合う。
どちらも平和な国を作る。それを干渉し合うことなく、影響し合うことなく、それでも補完し合う形で進めようと…。
トルフィンはクヌートに、迫害が過ぎると忠告し、「俺の仕事を増やすな」と。
その態度にクヌートは、アシュラッドの面影を見る。2023/7/6
その夜クヌート達は、ケティル農場から完全撤退。
「トルフィンの仕事を増やしては悪い」と、他の農場の接収計画も白紙に戻すと。
彼は、共に戦う新たな同士を得たことを喜んでた。
そして、トルフィンの忠告も効いてか、イングランド支配を“太陽“政策に変え、それによって軍費を抑えることに成功する。2023/7/6
農場に無事戻ったトルフィンとエイナル。
アルネイズの墓の前で、2人は誓う。
死にしか救いを感じ取れなかった彼女のような人達に、生きる希望を与えられる地「ヴィンランド」を見つけ出そうと。なければ作ろうと。
そして2人はレイフの船に乗り込む。2023/7/6
2人を見送るのは、スヴェルケル/オルマル/パテール(←生きてた!)/“蛇”。
他の人々には、クヌートが撤退したのはオルマルが説得したからだと説明したという。
そのオルマルは、トルフィンの行動を見て、人間的に大きく成長してた。
“蛇”は、遠ざかる2人に本名を名乗る。「グリムの子、ロアルドだ!」と。2023/7/6
100人以上が死んだ農場。それでも新たな日常が。
ケティルは廃人同様に。
オルマルは精悍に農作業に打ち込む。
ロアルドの部下達は、スヴェルケル監視の下、慣れない農作業に駆り出されてる。(ロアルド本人はサボってるw)
パテールはアルネイズの墓を守る。
トールギルだけ彷徨ってる。
――以上23話2023/7/6
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TVアニメ『ヴィンランド・サガ』2期24話(最終話):
トルフィンはレイフの船に乗って故郷アイスランドに戻るが、5~6歳の頃までしかいなかった故郷に、自分を覚えている人は港にはいなかった。
たまたま港にいた姉ユルヴァ。しかし信じてもらえず、そればかりか男性以上の力で締め上げられてしまう。2023/7/6
自分を自分と証明できずに落ち込むトルフィン。
それでも、レイフ/エイナル/ギョロ(本名はトルフィンww)に後押しされ、母ヘルガに会いに。
するとさすがに母親! 彼女は一目で、自分の息子だと認める。2023/7/6
母の家にはユルヴァの子供達が。
ユルヴァの夫となったアーレとも再会。
しかしユルヴァ本人からはなおも疑われ、ヘルガが諫めると今度は「今までどこほっつき歩いとったんじゃ!」と殴りつけられ、一発でダウンwww
落ち着いてからトルフィンは、行方不明になっていた16年間の過酷な過去を、語る。2023/7/6
家族と、レイフ/エイナル/ギョロの前で。
「ヴィンランド」をめざし平和な国を築きたいとの思いも語る…。
話を聞いていたヘルガ。かつて亡き夫トールズと共に「逃げてきた」過去を持つ彼女は、夫と同じ思いを息子に感じ、息子の決意を全面的に支持。
レイフも支援を表明する。2023/7/6
夜、オーロラの下、トルフィンはエイナルと共に、トールズがかつて助けた奴隷の墓の前にいた。
エイナルが帰った後もトルフィンは暫くそこにいて、父の思いと行動を理解した上で、「ヴィンランド」へ向かう決意を新たにする。
そして、船出!
――以上、24話(2期最終話)2023/7/6
24話(2期最終話)に追加:
エイナル、経験したことのない寒さや見たこともない景色になんなく馴染んでいる。……ちょっと不思議!
散髪したトルフィン。カッコ良くなった!2023/7/6
『ヴィンランド・サガ』2期総括:
1期は、内容が濃いのは理解できたがあまりにも残酷だったので、映像保存もせず。
しかし2期は、全てが非常に良かった。
ただしそれも、1期あっての良さ。
逆に言えば、1期で頓挫した人は非常に損をしていることに! (放送局……NHKもだ!)
当然3期あれば見ます2023/7/6