遊星仮面ファンサイト〔付録〕

TVアニメ「戦え!オスパー」(1965~67年)について


*パソコンからご覧の場合は押しても変化しません*


戦えオスパー」。1965~1967年放映のTVアニメ。全編モノクロで全53話。

日本のTVアニメで初めて「超能力」を前面に出した、意義ある作品です。

しかし本放送以後、おそらく再放送されたことはなく、懐古番組でとり上げられることはほぼなく、本編映像が商業ルートでソフト化されることはなく、現在に至っています。

名の知れた方々がいく人もスタッフとして制作にたずさわれているのに、このまま永遠に内容を検証できないままになるのか と思われていたところ、1話分のエピソードが発見されました。

これがきっかけとなり、2024年、オスパーの制作会社の公式HPが開設されました。
日本放送映画(日放映)公式サイト | トップページ左のリンク先は外部サイト


このページには、客観的な事実と、管理人のX(旧ツイッター)での主観的な記述とを、合わせて記しています。

下記の項目をクリックすると、このページ内の説明箇所に移動します。



エピソード<毒蛾の大群>のフィルム発見と、クラウドファンディングの経緯


「55年ぶりに復活幻のテレビアニメ「戦えオスパー毒蛾の大群」修復プロジェクト左のリンク先は外部サイト

2022年のことです。

フィルム発見の経緯や、ご尽力された方々につきましては、上記リンク先にすべて記載されております。


クラウドファンディング参加の見返り(リターン)には、BD(Blu-ray Disc)入手や、映写室での映像試聴 などがありました。

私はBDを入手し、視聴し、X(旧ツイッター)上にあらすじや感想などを公開しました。

それらをこちらに、ほぼ原文のまま転記します。
本来ならあらためて書き直すべきところですが、現在そうした時間をとりづらい状況です。ご了承ください。


>>>このページの最初に戻る

フィルム発掘と、作品の周知にご尽力されておられる方々


  • TCC試写室様。

    「55年ぶりに復活幻のテレビアニメ「戦えオスパー毒蛾の大群」修復プロジェクト!」左のリンク先は外部サイトをご覧ください。X(旧ツイッター)のアカウントは @kokuei_tcc です。

  • さんぽプロのコノシート様。

    X(旧ツイッター)のアカウントは @video_vhs。公式サイトはこちら左のリンク先は外部サイトです。

    2023年に刊行された「幻のアニメ製作会社 日本放送映画」は、「戦え!オスパー」の製作会社に関する唯一無二のたいへん貴重な資料本で、岡和田晃様ご提供の「オスパー」のエピソード<人魚のなみだ>のシナリオも掲載されています。

  • 幅広い文筆活動をされておられる岡和田晃様。

    X(旧ツイッター)のアカウントは @orionaveugle。公式サイトはこちら左のリンク先は外部サイト山野浩一公式ウェブサイト左のリンク先は外部サイトの運営も担っておられます。

    どちらのサイトにも、「戦え!オスパー」に関するさまざまな情報が。検索で容易にそれらを入手できます。

    前述の「幻のアニメ製作会社 日本放送映画」については、こちらのページ左のリンク先は外部サイトに概要が紹介されています。

なお、「幻のアニメ製作会社 日本放送映画」と、エピソード<人魚のなみだ>のシナリオを読んだ私の感想はこちらに。

――――――

2024年に、日本放送映画(日放映)の公式HPが開設。トップページはこちら左のリンク先は外部サイトです。X(旧ツイッター)の公式アカウントは @nichi_hoei です。

オスパーについては、こちらのページ左のリンク先は外部サイトに記載されています。


>>>このページの最初に戻る

参考 : 録音音声

X(旧ツイッター)上での2019/8/8の記述にある「面白アニメランド」(TV東京 1984年10月~1985年3月)の録音音声を公開します。カセットテープに録音していたものをデジタル化したものです。

ビッグX」(1964~65)、「戦え!オスパー」(1965~67)、「バビル2世」(1973年)、「冒険少年シャダー」(1967~68)、「遊星仮面」(1966~67年)、「海底少年マリン」(1969~70)、そしてなぜか実写の「海底人8823はやぶさ)」(1960年/ちなみに当時コミカライズを担当されたのは、のちにタツノコプロを設立された吉田竜夫氏の実弟で、ご自身もそこでご活躍された九里一平氏)……の順に音声が入っています。番組進行役の山田邦子さんと羽賀研二さんの声も入っています。


「ビッグX」と「戦え!オスパー」との間には突然、英会話が。
ラジオの英会話を録音していたテープに、録音と停止を繰り返しながら上書き録音したためで、そこだけタイミングがズレてしまったようです。


以下をクリックすると、プレイヤー画面に移ります。

約7分。この画面に戻るには、ウインドウを閉じるか、<(戻る)をご選択ください。

なお、収益目的での転用(YouTubeなどへの転用)は、かたく禁じます。


―――

番組放映日(=収録日)については、メモを残していませんでした。
放映されたのが何話か についても、「バビル2世」が第1話で、「遊星仮面」が、当時唯一VHSに収録されていた第3話 ということしかわかっていませんでした。

こちらで紹介させていただいた方々のご協力で、一部が判明しました。

コノシート様の調査によって、「ビッグX」が第11話<海の墓場>であることがDVDから確認され、また「戦え!オスパー」は、セリフから第30話<黒い手>ではないかということが推測できました。

岡和田晃様の調査によっては、番組放映日(=収録日)が、1985年1月17日であることがわかりました。「面白アニメランド」第10回です。
当時の新聞のラテ蘭が、岡和田晃様のX(旧ツイッター)上のポストに添付されております。→https://x.com/orionaveugle/status/1763061233211805849左のリンク先は外部サイト

岡和田晃様からは、さらにデジタル化のための方法についてもご教示いただきました。

おふた方には、心より感謝申し上げます。

なお、今後の調査によりまた新たなことがわかりましたら、そのつど追記いたします。


>>>このページの最初に戻る

管理人のX(旧ツイッター)上での記述より (1)

<毒蛾の大群>のあらすじと感想 (2022/10/25)

当時の作画の限界もあり、粗筋には、管理人(私)が想像し補完している部分もあります。


  • <メインキャラ等>
    ○オスパー:海底世界から来た超能力者
    ○ユミ:ヒロイン
    ○海津(長官):国際十字警察のトップ。ユミの兄
    ○ロバート/パンチョ/(名前わからない1人):海津の部下
    ○ドロメ:海底世界から来た超能力者。悪者
    ◎蝶:オスパーと縁がある?
    ◎パトロールジェット:海津専用?

―――

  • <粗筋-1>
    イスラム建築も見えるある街。夜の闇の中、蛾の大群が飛びかい、通行人を襲う!
    翌日、東南アジアの各地でおびただしい蛾が舞い、多数の死者が出たことがTVで報じられる。全滅に至った街もいくつかあったと…。
    鱗粉に毒があるということなのか、蛾は毒蛾と断じられる。

  • <粗筋-2>
    国際十字警察の海津は、被害を受けたある街に調査団を派遣する。
    しかし彼らの乘った飛行機は、街の上空で蛾の群れに襲われ爆発。原因不明の事故として海津には伝えられる…。
    毒蛾の群れは各地で被害をもたらしながら、東南アジアから北上を続け、中国にまで至る。
    日本は警戒態勢に!

  • <粗筋-3>
    海津は、最初の調査隊が向かった街に第2調査隊を送るが、何者かによって現地で皆殺しにされてしまう。
    このことにより、自分達の行動を邪魔しようとしてる陰謀団の存在に、海津は気づく。
    オスパーの力を借りないと解決できない事件だとして、彼が住む東京に、部下のロバートを向かわせる。

  • <粗筋-4>
    オスパーはロバートから事情を聞き、共に車で空港に向かおうとしてたところ、ユミが血相を変えて駆け込んでくる。
    ユミに連れられ向かった先には、群衆と、彼らに捕まり狭いカゴの中に押し込まれた1羽の蝶が。
    オスパーとユミにとっての大切な蝶だ。2人はそれは蛾ではないと主張するが…。

  • <粗筋-5>
    日本にまだ毒蛾は来ていない。しかし群集は怯え、少しでも怪しいものは駆除しようと。
    だから蝶だと言われても納得しない!
    やむなくオスパーは、事件解決までは閉じ込めておくと、蝶の入ったカゴに錠前をつけ、その鍵を群集の1人に渡す。
    これで群集は納得し、漸くオスパーは蝶を取戻す。

  • <粗筋-6>
    蝶をユミに預け、オスパーはロバートと共に民間機で東京を離れる。
    しかしその飛行機には爆弾が仕掛けられてた。
    オスパーはそれに気づき、飛行中、念力で爆弾を外して海に落とす。
    そして無事、2つの調査団達が全滅した街に到着する。
    到着した2人の姿を、ドロメと彼の部下達は見ていた。

  • <粗筋-7>
    ドロメは、毒蛾による東京襲撃を中止し、代わりにオスパー達を毒蛾に襲わせようとする。
    毒蛾達は、「誘導毒蛾」という電磁波を送受する特殊な毒蛾達に操られてた。
    「誘導毒蛾」を作り、それを操ってたのは、ヒトリ博士という科学者。
    (※注)ここいらの状況がよくわからないのだが…)

  • (毒蛾と「誘導毒蛾」とは別モノ? なら毒蛾はそもそも自然界にいたモノ? そのあたりの状況がよくわからない…。
    さらに「誘導毒蛾」を作る工程がよくわからない。映像のどこで電磁波送受の力を備えさせるのかが、よくわからない。
    ヒトリ博士は35年もかけて「誘導毒蛾」を作ったというのだが…)

  • <粗筋-8>
    夜。オスパーとロバートはホテルに入る。
    中は真っ暗。毒蛾の襲来を防ぐ為と支配人は言う。
    せっかくの豪華なシャンデリアを見てもらえないのは残念とも語るが、これは嘘。透視力をもつオスパーは騙せない。
    そんな折、客室の照明を付けてほしいと、ボーイが2階からフロントに降りてくる。

  • <粗筋-9>
    客が落とし物を探したいのだと。
    だが照明を付けると毒蛾が来る。そこでオスパーは、自分が探すと買って出る。
    ――それは罠だった。
    オスパーが客室に入ると、鍵がかけられ、照明を付けられてしまう!
    彼が透視力でドア向こうを見ると、ドロメと彼の部下達、更に彼らに捕まったロバートが。

  • <粗筋-10>
    ドロメとオスパーは透視力で互いを確認。テレパシーでドロメはオスパーを威嚇。
    やがて客室の窓を壊して、外から毒蛾達が入り込んでくる。
    オスパーが念力で追い払おうとするが効かず。
    それどころか謎のダメージが!
    「誘導毒蛾の放射する電磁波がお前の精神を乱してるんだ」とドロメ。

  • <粗筋-11>
    やがて客室に入ったドロメは、毒蛾の毒にやられ倒れたオスパーを確認。彼がまだ生きてることを承知した上で、ロバートを解放するよう部下達に命じる。
    あえて国際十字警察に助けを呼ばせる為に。
    オスパーを囮に彼らをおびき寄せてやっつけ、世界を手に入れることがドロメ達の目的だった。

  • <粗筋-12>
    オスパーは車のトランクに入れられ、別の場所へと移動させられる。
    ホテルに残されたロバートは、持ち歩いてた超短波無線機で海津に連絡。しかしドロメの罠を知ってる故に助けは呼べず、何とかオスパー救出方法を探ろうと…。
    そんな時「蝶を自由に」とのオスパーからのテレパシーが届く。

  • <粗筋-13>
    監禁した蝶を自由にしろとのメッセージ?
    そう解され、ユミが保護してる蝶のカゴに付けられた錠前を、海津は銃で破壊。
    「その蝶はきっとオスパーからのテレパシーによる通信を受けてるに違いない。早く蝶が何をするのかそれを見るんだよ」
    すると蝶は地球儀に飛び、ヒマラヤ部分に止まる。

  • <粗筋-14>
    ユミは思い出す、ヒマラヤは地球上で一番蝶が多い地だとかつてロバートが言ってたことを。
    そこで海津は、部下2人(パンチョともう1人)と、オスパーの蝶を扱い慣れてたユミを連れ、パトロールジェットに乗ってヒマラヤへ。
    花畑でユミは蝶を放つ。「さあ早く何をするか教えてちょうだい」

  • <粗筋-15>
    すると蝶は多くの仲間達を引き寄せ、パトロールジェット内に乗り込んでいく。
    そこで、出発!
    機内には沢山の蝶達が。その状態のまま、パトロールジェットはオスパー達のいる街の上空へと。
    しかし「夜を待て」とのオスパーからのテレパシーを受けたロバートは、一旦引き返すよう伝える。

  • <粗筋-16>
    パトロールジェットの動きを見て、ロバートがオスパーと連絡を取っていることにドロメは気づく。
    ロバートを逃がすべきじゃなかった――と気づくが、もう遅い。
    だったらオスパーを完全にやっつけるべきだと、そのためには夜再び毒蛾に襲わせることだと、ヒトリ博士は提案する。

  • <粗筋-17>
    オスパーは、ドロメ達のアジトの一室に監禁されてた。
    意識は取り戻していたが、体を縛るゴム紐を切ることができずにいた。
    その部屋に夜、電灯が付けられる。
    毒蛾達を呼び寄せる為と察したオスパーは、念力で電灯を破壊しようとするが、それを見越したドロメが妨害波を送り、阻止する。

  • <粗筋-18>
    毒蛾達侵入!――の直前に、パトロールジェットが到着。蝶達が放たれる。
    すると、なんと蝶達は、毒蛾達を誘導し始める。
    オスパーの蝶は仲間達と共に、ヒトリ博士が作った「誘導毒蛾」よりも強い誘導波を放つ「誘導チョウチョ」となっていたのだ!
    この事態に激怒するドロメ。

  • (ここいらへんもよくわからない。
    オスパーの蝶は、どうやって仲間達に電磁波送受の力を授けた?
    また、ヒトリ博士は「本物の「誘導チョウチョ」が現れた!」などとわめきまわるが、その知識って……何?)

  • <粗筋-19>
    やがて誘導チョウチョに誘導され、誘導毒蛾達はヒトリ博士達を襲うが、博士が気を失うと毒蛾達はなぜか動きを止める(??)
    企みが全て失敗に終わったドロメは、部下達を置いてひとり逃走。そればかりか彼らがいるのにアジトを破壊!
    衝撃で拘束紐が切れたオスパーは、何とか脱出に成功する。

  • <粗筋-20>
    そしてオスパ―は、無事ユミや海津や蝶と再会する。
    (毒蛾達がその後どうなったのか、蝶達がふるさとのヒマラヤに戻されたのかどうかは全くわからないままだが)
    ――完

―――

  • <感想>
    粗筋の中でちょこちょこ書いているが、毒蛾や誘導毒蛾や誘導チョウチョといったものの定義や行動様式がよくわからない。
    (注)オスパーの蝶の素性も不明だし…。
    一方で、人間達の行動には矛盾が少ない。
    物語は、ギャグで散らされたり不自然に省略されることなく、結構理路整然と進んでいってる。

  • ドロメに解放されたロバートが海津に連絡をとった超短波受信機も唐突に出てきたものではないし、ウソのシャンデリアの話もオスパーの次の行動へとつなげるものになっている。
    群集のパニックも、納得できる現象だ。
    つまり脚本が、今のレベルから見ても、良くできているのだ!

  • また、オスパーがスーパーヒーローではなく、国際十字警察の有能な要員といった位置づけなのも、当時としては斬新かも。
    彼が今回の物語でBGM付きで活躍しているのは、問題解決や敵を倒すといったところではなく、自分の脱出シーンなのもなんか斬新ww

―――

  • <ちょっと雑談>
    イケメンの海津長官。昔のWikiでは、ちゃんと「ユミの兄」となっていたのに、2022/10段階では「ユミの父」と。なんでや?!
    それに昔のWikiでは、レギュラーキャラのパンチョの説明もあったはずなのに、今では消えている。なんでや?!

  • 国際十字警察。
    赤十字と赤新月の例にもあるように、リメイクするなら世界情勢に鑑み、「国際新月警察」も作らないといけないはず。

―――

  • (略)
    <総括>
    予想以上に脚本がしっかりした作品だった。
    絵も、今から見ればかもしれないが、それでも私は気にはならなかった。
    『戦えオスパー』は、埋もれさせてはいけない作品だと再確認させるものでもある。
    今後ぜひとも、発掘してほしい!

――――――

(注)この蝶は、かつてオスパーが住んでいた海底世界に生息していた超能力蝶で、彼が地上に向かうさい一緒についてきたのだということを、コノシート様(こちらより)から教えていただきました。

――――――

  • 『戦え!オスパー』毒蛾の大群 より。
    パンチョといっしょにいたツンデレおじさんは、グレコというお名前なんですね~。https://x.com/video_vhs/status/1694708236434448817左のリンク先は外部サイト2023/8/25


>>>このページの最初に戻る

管理人のX(旧ツイッター)上での記述より (2)

書籍「幻のアニメ製作会社 日本放送映画」と、
シナリオ<人魚のなみだ>についての感想 (2023/2/9)

詳細についてはこちらを。


  • 「幻のアニメ製作会社 日本放送映画の世界」:(略)
    老眼鏡+ハズキルーペ の装備で、一気に読破した。
    感想はこの順番で→
    (1)総論
    (2)『冒険少年シャダー』について
    (3)『戦え!オスパー』「人形のなみだ」からわかること(略)

  • (1)総論
    ともかく取材が綿密!
    さらに――
    わからないことのはわからない、中途半端は中途半端なままとし、様々なケースを想定しうる形に。
    正直に事象を羅列し、言い切っていない。 冗長になっても、わかり易くまとめていない。
    ――そういう点から、とても信用できる第一級の資料となっているのだ!

  • リアルタイム視聴層でない方が作っておられることのメリット――思い入れが無く、こだわりなく、ごく客観的!
    僅かな人しか読めないのがとても惜しい。今後のご活動にも期待が!
    ただ惜しいことに、字が小さすぎ、私のような高齢者にとっては読むのがキツイ。
    ただこれは仕方ないことだと理解している。

  • (略)補足なのだが……
    「わかり易くまとめていない」とは賞賛の言葉。
    記録において「わかり易く」してしまうと、ウソや誤りが混じる危険と隣り合わせになってしまう。

  • (2)『冒険少年シャダー』について:
    私の記憶にあるシャダーと、公式のシャダーとがあまりに乖離していた謎が解けた。
    「ピンボケ」「キャッ太」なんてギャグキャラがいるような作風じゃなかったはずなのに……と、ずっと困惑・混乱してきていたのだ。
    途中で作風が変わったことを、今回初めて知った

  • 私の記憶にあったのは、第26話「恐怖のレムリア」だと判明。
    シャダーは、髪で顔を半分覆った少女を疑い続けるが、彼女は誠実で、森を抜ければ元の世界に戻れると告げて去る。
    しかし再会した母親からは、鏡を割れば元の世界に戻れると…。
    「はぁ?」と当時感じた部分だ。記憶はあってるだろうか?

  • (3)『戦え!オスパー』「人形のなみだ」からわかること:
    「毒蛾の大群」同様、ギャグで散らされたり不自然に省略されたりすることなく、話は結構理路整然と進む。
    人魚/オスパー/ドロメが仲良く戯れるシーンはごく唐突で不自然な感はするが、結果的にそうなる心理状態というものはありえるため…

  • 丁寧にそうなる過程を演出していけばよいと思う。所詮彼らは同胞だからね。
    ところで……後天的に水中で呼吸できるようになった、人魚と呼ばれる女性。白土三平『忍者武芸帳』の岩魚を連想する。
    〔15海中〕のシーンでは、彼女が引きずり込んだ女性の苦しみが私の意識に突き刺さった。怖かった…。

  • 揺れ動くその心理は人間にも理解できるものであろうとも、人魚となった女は、人間の価値観では動かない。
    ドロメは彼女を仲間にしたかった。利用しようとの意図はなかったものの、救うつもりもなかった。
    オスパーは、どうしたらよかったのか?!

  • 後味の悪い話が多かったとの証言をブログなどで見るが、まさに「人形のなみだ」もそのようなものだと。
    「毒蛾の大群」に続く今回の話からも、『戦え!オスパー』は、当時の一連の作品群とは異なる、独自の域を極めていた感が。
    映像が発見されてほしいと、心から思う!


>>>このページの最初に戻る

管理人のX(旧ツイッター)上での記述より (3)

(1)と(2)以外の期間での記述

パソコンからご覧の場合、URLのリンク先は別ウインドウに表示されます。


  • 「戦え!オスパー」。この黎明期TVアニメも掘り起こして欲しい…。
    超能力を扱った初の作品だが、SFアニメ氾濫期に放映されたため当時も埋もれ、今も埋もれたまま。後押しとなる制作会社も今やなく、フィルムの所在も不明…。
    しかし優れたエピソードが多いとの声もあり、熱狂的ファンもいる。2015/7/2

  • 本編の映像は、80年代以降、私の知ってる限りでは一度だけ、TVで流れたことがある。
    TV東京系「面白アニメランド」('84~85)で、1分弱ほど。私はここで初めてこの作品を見た…。
    オスパーの声と、冨田勲氏作とみられるカッコいいBGMを(注1)カセットテープに録音。今も聞けるかどうかはわからないが…。2019/8/8

  • 80年代後半、上京してアニメ仲間と会った時、うち1人のツテから、あるアニメーターさんのご自宅を訪ねたことがある。
    その方は『戦え!オスパー』の原画を持ってて、1枚私達に下さり、私がもらった。
    その後私は首都圏に移住。その時までは持ってた。
    しかし94年大阪に戻る際、神保町の中野書店に売った。2022/7/28

  • アニメーターさんのお名前も、原画がどんな絵だったかも全く覚えてない。(略)2022/7/28

  • 『戦え!オスパー』は初の超能力テーマのTVアニメ。
    更に日本テレビ初のTVアニメ。
    『太陽にほえろ!』も手掛けた清水欣也プロデューサーは語る→「『戦え!オスパー』でめざしていたのは 徹底した悪の論理を展開することだった」(注2)https://x.com/ohyabu/status/1556709559833890816左のリンク先は外部サイト
    村野守美氏や、冨田勲氏の音楽についても言及。2022/8/22

  • 『戦え!オスパー』。
    原作と脚本を手掛けた山野浩一氏の証言と、10話/16話/44話/46話のタイトル画像?と、「あすをおたのしみに」との文字がオスパーと共に刻まれた画像(番組最後に掲示していたもの?)は、こちらに→(注2)https://x.com/ohyabu/status/1556709069012205568左のリンク先は外部サイト2022/8/22

  • 『戦え!オスパー』に関する拙ツイート(現ポスト)への反響が大きいので、ついでにこちらの情報も。(1分もなかったかも)
    既にVHSがあった時代。映像を録画し保存している人がいるかも…。
    他、当時の「おはよう!こどもショー」で頻繁に紹介されてたとの証言を、何かの資料で見たことが。2022/8/23

  • 国立国会図書館蔵書となりました!戦え!オスパー毒蛾の大群 : 特別Bru-rayディスク」として→https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I032486359-00左のリンク先は外部サイト
    東京在住なら、或いは東京に行けば、TVアニメ創世記の作品『戦え!オスパー』の、いま時点で唯一現存とされているエピソードを視聴することができます。OPとEDはありませんが…。2023/1/4

  • 去年、TVアニメ「戦え!オスパー」(1965~67)の 1エピソードがクラウドファンディングで修復されBD化された。
    そのBDが再販されるとのこと!
    https://x.com/kokuei_tcc/status/1654722727176204288左のリンク先は外部サイト
    今見ても

  • 概ね脚本がしっかりとした良作。これを機に、より多くの人に見てほしい!(略)2023/5/6

  • TVアニメ「戦え!オスパー」(1965~1967年)についての、貴重なご証言です。(略)https://x.com/izumi_uja/status/1671700052010737666左のリンク先は外部サイト2023/6/22

  • 本日購入。https://x.com/orionaveugle/status/1685817673463336960左のリンク先は外部サイト2023/7/31

  • TH(トーキングヘッズ叢書)No.99 イノセント・サバイバー~迷える子の生きる道」(アトリエサード 2024/7/30発売)https://x.com/orionaveugle/status/1813830116986007978左のリンク先は外部サイト
    その中の150~153頁「山野浩一とその時代(28)/寺山修司と『人形劇 こがね丸』」に、私のペンネームOHYABUと、遊星仮面ファンサイトの名が記されてる。2024/8/9

  • 理由は、遊星仮面ファンサイトの付録【「戦え!オスパー」について】頁内の(こちら)に添付した音声ファイルの中身が引用されたことから。
    『オスパー』部分の音声を文章に落とし、掲載してある。(略)2024/8/9

――――――

(注1)こちらに、音声をデジタル化して掲示しました。

(注2)リンク先に付いている画像の資料は、アニメ雑誌「アニメージュ」1979年4月号掲載記事であることを、ある方から教えていただきました。