遊星仮面ファンサイト〔付録〕

リメイク用小説
序章―第1章―第2章


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遊星仮面ファンサイトの管理人が書き進めているリメイク用小説より、

内容は、PDFファイルPDFファイル にまとめています。このサイト内に収めているもので、クリックすると開きます。(パソコンからご覧の場合、別ウインドウに表示。)

ファイルの下に記しているのは、抜粋です。


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序章

2016/4 初UP → 2017/8/14、2020/8/24 → 最新更新日:2023/1/9


はるか昔に分岐した同じ人類。そんな二つの人類が、長い時を経て、再び連動し合うこととなる。
きっかけは、地球への彗星の衝突。太平洋への落下。そこから生じた凄まじいエネルギーが、ふさがっていたワームホールをこじあけたのだった。
のちに〈逸失の日〉と呼ばれることになった、その日。

地球の窮状を知ったピネロン星から、救いの手が差し伸べられた。(略)その驚くべき“重力の糊は、地球語で「エキゾチック・マター」と名付けられた。

(地球との交流が)ピネロン社会に大変動と大混乱を引き起こし……


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第1章 サクラ散りて……

2017/1/15初UP → 8/14、2020/8/24、2021/2/8、12/3 → 最新更新日:2023/1/11


サクラは(略)地球復活のシンボルと化した花。

ピーターは、地球人とピネロン人との間に生まれた星間ハーフの第一号だ。

ピーター「母さんをどこへ連れて行くんだ


ロバート
「リスクは出産の時やってきだ。拒絶反応が神経を襲い、麻酔すら利かず……。母さんは命を失うかどうかの瀬戸際で、お前を産んだ。その時得られた貴重なデータが、その後の母親たちの命を救った」
「お前(=ピーター)のDNAは操作されていない。お前の体には、母さんの命がけの刻印が押されてる。それを私は……私たちは……利用するかもしれない」

ロバート
「お前がこれを見てるということは、私はこの世にいないということだな。(略)さすがに今回の任務中には、私の身に何か起こるかもしれないと感じてる]
「ピネロン星では、現在の政府内で起きてる分裂が、(略)地球も国内が不穏だ」
「重荷をお前に引きわたす父を許してほしい(略)二つの人類を守るために(略)。この件について知っているのは、私を除けば六人だ。アブラハム、ラフラス夫妻とその息子夫婦、それに地球側にひとりいる」
「お前の脳波でできること(略)はすべてトランクの中に入れ込んである。技術の保管が第一だが、それは二つの人類が生き延びてこそだ。危機が生じればその力を平和のために使え


自宅が燃えている。サクラの木々にも、どんどん火がまわっている。

わかったのは、今までの平和が崩壊してしまったこと。先行きのわからない、おそろしい時代に入ってしまったことだった。


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第2章 宇宙戦争はじまる

2017/1/15初UP → 8/19、2020/8/24、2021/2/8 、12/3 → 最新更新日:2023/1/17


トロント市での惨事(略)地球のロケットが爆発し、市一帯を壊滅させたと。原爆という、地球の旧式兵器が爆発したのだと。(略)トロント市の状況情報が完全に遮断……

ホイヘンス「すべては地球のしわざだ。あらたに放射能がまき散らされる前に、このピネロン星を守らねばならない。その前に……安心するがよい。この国に長年混乱をもたらせてきた政治家や官僚ども(略)はすべて一掃した。替わって私が国を主導する。(略)かならずや皆の家族のかたきをとる」


ホイヘンス「名は何という?」ヤート「ラフラス・ヤート」「トロント市へ戻せ兄さんたちが心配なんだ」「義姉さんは地球人だったんだ。地球に帰して……」

ホイヘンス「あの売国奴どもを呼び戻すための人質」「殺せとでも?……お前には情というものがないな、イモシ。かつての上司の息子ではないか」

ヤートのDNAが、意思を通すためのパスワードになっている。(略)宇宙船内に貼りつけられている。すべてはヤートの両親によって、仕組まれたこと。ホイヘンス「ただ、(ヤート)に説明している時間はなかった。だから何が脳波に反応するかはわからない。動作がどうなるかはわからない。そういうことだな?イモシ」


ロペス「レガイテ・シアルと名乗る人物から、捕虜の交換要員にマリア・ヨハンセン氏を追加しろとの要請が」ソクラトン「「肉親の情か……。しかし今マリアは動かせんぞ」

ピーター「母さんに何があったんです?!」ロペス「収容所でリンチにあい、大けがを負ったのです」ニック「一般のピネロン人にすれば、君のお母さんがいなければ、地球に来ることもなかった、君のお母さんの夫がいなければ、戦争も起きなかった。そう思われて、一身に逆恨みを買ったのでしょう」
ピーター(父さん、ごめんなさい。僕は……僕はどこまでも母さんを守りきれなかった……)


レザー「オレの叔父貴(=キニスキー)が……君と君のお母さんに何をしたかは知ってる……あやまってもあやまりきれない……」「君に協力を頼みたいことがある。今度の捕虜交換で……」ピーター「捕虜交換?トーカサス星でのか?」レザー「ああダメだごめんピーター、やっぱり、オレだけでなんとかする」


トーカサス星。(略)捕虜交換の場所……

ヤート「同じピネロン人を殺すということか?」イモシ「彼ら(=対象となる捕虜たち)はホイヘンス様にしてみれば、敵に魂を売った輩だ」「恐怖が最も、敵のみならず味方の不満分子の士気を下げさせる」

レザーが、人間をひとり抱え、走っている。逃げている(略)このままでは捕えられ……いや、殺されてしまう ピーターは、飛び上がった。
「人呼んで、遊星仮面

遊星仮面は、基地そのものにシューターを放つ。(略)基地が瞬時にバリヤー光に覆われ、シューターがはじき飛ばされた。(略)ヤートがドンと機械に手を置き、渾身の力で仁王立ちしていた。


ヤート「あんた、あわよくばあの星を占領する気でもいたんだろう?!そのためにあんたは自分に忠実な兵士たちまで犠牲にしようと……」ホイヘンス「うるさいいいか、今後わしのそばでそんな言葉を吐けると思うなよイモシ「そ、それはどういうことです?」ホイヘンス「これからそいつはわしのそばに置く。わしが直接監視する」

ライダーのなかには、気を失った人間が二人。レザーと、彼が抱えていた(略)少女が。あきらかにピネロン人
母は捕虜の中にいたのか?
あの時、(ピーター)はとっさに行動をとった。母に問いかけたのだ。これを見て自分を思い出してくれ、と。(あれは母さんが僕だけに演じてくれた、おハコのスタイルだった)