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TVアニメ『王様ランキング』の感想を記したX(旧ツイッター)上での記述。
このページには、2022年3月23日途中以降の記述を転記しています。
それらを時系列に並べ、適当なところで区切り、下記のように並べてみました。
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アニメ『王様ランキング』22話:
父の息子への最期の言葉は「ミランジョを守れ」
息子ダイダは自らの強い意思でそれを実行する。
だがそれは、弟オウケンを元に戻したいデスハ―とデスパーの努力の成果を奪うものだった。
デスパーはそれも弟の意思と諦めるが、諦めきれないデスハーは禁断の道を選ぶ。2022/3/23
<詳細粗筋-1>
ボッスはダイダに、自分とミランジョとの思い出の記憶を見せる…。
あの壮絶な事件の後、肉体は回復したものの、ミランジョの心は傷ついたまま。
まだ幼いのに自死しようとさえ…。
ボッスは、彼女の心を慰めるため、彼女を連れて様々な地を旅するようになる。
やがて彼女は娘に成長。2022/3/23
<詳細粗筋-2>
ミランジョは、世界一強い男になるのが夢だったボッスが、自分の為にその夢を諦めてるのではないかと感じるようになる。
自分が去れば……と思うもそれはできない。
ボッスの夢を叶える為、強い相手を選んで彼に紹介するが、「命のやり取りをする戦いがしたい」との願いは叶えられない。2022/3/23
<詳細粗筋-3>
残るは神。ボッスはチャビ神と闘うが、全く歯が立たず。
(チャビ神とは、ホウマを裏切ったギャクザの前に現れた三つ目の神 →<参照ポスト(旧ツイート)へ サイト内転記済>)
さすがに神は…ということで、一旦諦めるボッズ。
しかし夢を捨ててほしくなかったミランジョは、既知の魔神のもとへ彼を連れていく。2022/3/23
<詳細粗筋-4>
ミランジョが初めてその魔神と会ったのは幼い頃。
当時は人間の子供に似た愛らしい容姿だったのに、全く別モノの醜悪な容姿になっていて、驚く。
「僕はね、人の願いを叶える度に醜い怪物になっていくんだって」と嘆く当時の彼にミランジョは「大丈夫、私はお願いなんてしないから」2022/3/23
<詳細粗筋-5>
「そんな顔で見ないでおくれ」と魔神。
ミランジョは約束を破ったことに気づくが、そのままボッスの願いを叶えさせる…。
ダイダは、ボッスが己の欲望の為にボッジの体から力を奪ったことを初めて知る。
兄の身に起きた悲劇を悲しみ、父の非道に怒りを。
あなたは何てことを「父上!」2022/3/23
<詳細粗筋-6>
あまりにも小さく生まれた息子。
彼と自分の寿命を犠牲にして得られた力でチャビ神を倒しても、ボッスはただ虚しさを覚えるだけ…。
それは死ぬ際にも…。
「俺は皆を裏切って…特にお前を…すまなかった。ずっと悔やむ人生だったな」
しかしミランジョは、もう一度やり直せると。2022/3/23
<詳細粗筋-7>
ミランジョは、ダイダの体を使って…と言おうとしたかもしれない。
しかしその前にボッスは、「あの子(=ダイダ)を宜しく頼むぞ。あれは一番私に似ているんだ。間違った選択もするだろう。だが必ずお前の力になる。あの子がきっとお前を」と…。
そして鏡が割れ、閃光が!
驚くダイダ。2022/3/23
<詳細粗筋-8>
「ダイダ、ミランジョを頼む」 そう言い残し、ボッスの魂は天へ。
ダイダはそこで目覚める…。
見上げると魔神が浮かんでた。
その体内には無限地獄が。
魂を食べ続ける魔神。ギャクザの人々?
ミランジョは恐ろしさに泣き崩れてた。
彼女が魔神の中にいることがダイダにもわかった。2022/3/23
<詳細粗筋-9>
四天王やデスパー達も、魔神を見上げてた。
(なぜ魔神がここに居続けてるのかは不明)
ボッジはホクロの元に駆け、彼が持ってるボーガンを指す。
デスパーは口に手を当てデスハーと交信…。
ホクロは魔神にボーガンを放つが、簡単に弾かれてしまう。
次いでデスハーの遠隔操作での雷。2022/3/23
<詳細粗筋-10>
デスハーの雷は効いた!
デスパーの「隊長!」に従い、冥府騎士団隊長は魔神の首を斬る!
首はデスパーが拾う!
魔神の体は、首を取りに戻しに向かうが、
「首を返してほしくば、わが願いを叶えよ!」とデスパー。
それに対し魔神の首は、魔神語で「願いを聞こう」と…。2022/3/23
<詳細粗筋-11>
デスパーは弟を元に戻すべく「わが弟、オウケンを…」
それをボッジが止める。「いあんお!いあんお!」
「ミランジョ?」とデスパー。
間髪入れずダイダが乱入。「魔神よ!ミランジョを生き返らせてくれ!」
……鏡が割れる。
異世界が現れ、そこにはミランジョと、かつての子魔神が。2022/3/23
<詳細粗筋-12>
ダイダとボッジは共にミランジョを迎えに行く。
「もう大丈夫だ。さあ行こうか」
「ボッス様、何で」
「俺はダイダだよ」
「えっ?」
ボッジは、子魔神に手を振り、さようならを。
「さよならミランジョ」と子魔神。
「ごめんなさい。いつかあなたを元の姿に」とミランジョ…。2022/3/23
<詳細粗筋-13>
現世。
ダイダの、ある意味卑怯なふるまいにデスパーは激怒してた。
やがてダイダの願いは叶えられ、城の地下に氷漬けにされてたミランジョの遺体が飛んでくる。
力が抜けたデスパーの手からは魔神の首を落ち、魔神の胴体はそれを拾って元通りに。
そして、魔神は消える。2022/3/23
(子魔神は、今の魔神の良心?ミランジョに2度も裏切られながらも、慕う気持ちは失っていなかったということだろうか。
彼がしばらくその場に居続けたのは、ミランジョに地獄の責め苦を強いることを本音では望まず、彼女が救われることを期待していたからだろうか。)2022/3/23
<詳細粗筋-13>
ミランジョを覆っていた氷が解ける。
肩を落としたデスパーを心配そうに見守るボッジ。
一方ダイダはミランジョのもとへ。
ミランジョは目を覚ます。
ダイダは彼女を抱き、「俺はお前がいたから、あの闇の中で強くいられた」「俺は成長できた!ミランジョ、俺の妻になってくれ」2022/3/23
<詳細粗筋-14>
周囲は呆気に取られ、ミランジョは涙ぐむ。
ダイダは更に、「みんなよく聞け!俺の妻に危害を加えることは許さない!」
アピスは喜ぶ。
(ミランジョの涙は、罪ある自分を救ってくれたことへの感謝? ダイダにとっては彼女を守ることが最優先。その為真っ先に結婚という武器を使った?)2022/3/23
<詳細粗筋-15>
デスパーと冥府騎士団隊長は茫然自失。
隊長は怒りのあまり、ダイダ達に斬りかかろうとし、アピスとベビンが飛び出す。
「待ってくれ!」とダイダ。「できるだけの償いはする。どうかどうか許してほしい」
しかし「オウケン様をお救いすることが我らの悲願だった。そんな簡単に…」2022/3/23
<詳細粗筋-16>
デスパーは(18話)オウケンに刺される寸前、脳裏に流れた彼の言葉を思い出す。
「まだ僕は助けなくていいよ。助けなきゃいけない人は他にいるじゃないか →<参照ポスト(旧ツイート)へ サイト内転記済> 」
あれはミランジョのことだったのかと辻褄を合わせ、ダイダ達を許す。
代わりに金銀財宝を沢山貰うと。2022/3/23
<詳細粗筋-17>
デスパーはミランジョに対し、
「一言いいですか?あなたの過去を見ました。苦しみの過去を。なぜあなたが罪を犯すことになったのか。もうそんな悲しいことが起こらないよう、教訓を次の世代に伝える。それがあなたの使命。罪滅ぼしになるかもしれないですね」2022/3/23
<詳細粗筋-18>
さらにデスパーは、「だから、これからはみんなを幸せにして、あなたも幸せにおなりなさい」
さらに「これでいいでしょう?」と言われれば、冥府騎士団隊長も納得せざるをえない…。
ボッジとカゲは喜ぶ。
ダイダは、ボッジのことも含めて彼に礼を言い、頭を下げる。2022/3/23
<詳細粗筋-19>
「私はボッジ君の視野を広げてあげただけです。ボッジ君はずーっとみんなの知らないところで己を鍛えていました。誰にも気付かれず、評価されなくても、自分を信じて」
それを聞いてダイダはさらにデスパーに礼を言い、ボッジは嬉しそう…。
一方で、デスパー自身は辛い状況にあった。2022/3/23
<詳細粗筋-20>
オウケンを救えなかったことをデスハーに伝えなくてはいけなかったからだ。
聞いたデスハーは激怒を隠し、賠償の金銀をきっちり貰ってこい、とだけ伝える。
デスパーは驚くが、他に何か手があるわけでもなく、そのまま了解。
あまりにあっさり許してもらえたことに、胸騒ぎを覚える。2022/3/23
<詳細粗筋-21>
じつはオウケン救出失敗を知ったデスハーは、デスパーからの忠告を無視し、王様ランキングの審査員のすすめ通りに、ランキング1位になることを受け入れたのだ!
そして、1位になると見せてもらえるという宝物庫へ連れて行けと。
オウケンを元に戻すものを見つけるために。2022/3/23
<詳細粗筋-22>
一方ダイダ達のもとに、ヒリングとアン一行が到着。
ドルーシは全て解決したと報告し、ヒリング自身も、ダイダが確かに戻ってきたことを確認する。
「一体何があったのかしら?」「兄上が俺を助けてくれました」
ヒリングは冷静に2人を褒めようとしたが、感情が高ぶり2人を抱きしめる。2022/3/23
<詳細粗筋-23>
ダイダ「母上、俺はもうそんな年ではないです!」
ヒリング「うるさいわね!」さらにボッジに向かって「あなたも文句あるの!?」…
ヒリングは全員の無事を確認。さらにミランジョに気づく。
ダイダは、彼女が一連の事件の首謀者であり、自分は彼女と結婚すると伝える。
ヒリング仰天!2022/3/23
<詳細粗筋-24>
デスハーは審査員に連れられ宝物庫へ。
審査員は語る。「人は変わるんです。富や権力、いえ、自分の想像を超えたものを目の当たりにすると。あなたも王の立場でありながら、弟であるオウケン様を救うという私欲を選んだ。欲には勝てなかった」
そしてデスハーの王座の光が消える…。2022/3/23
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アニメ『王様ランキング』22話:
ああ、デスハー! と思ってしまった。
弟を救えなかったことを、デスパーは何とか理屈で考え諦めたが、デスハーは感情が優先し、道を踏み外す?
<王様ランキング>の審査員の言葉が不気味。「王様ランキングは人々の幸せの為にある筈です。私はそう信じています」2022/3/23
<王様ランキング>とは、19話でのチャビ神の言葉から察するに、神が人間を支配するため神側が考え出した1つの仕組み?
私は、漫画『国民クイズ』(1993年 原作:杉元伶一/画:加藤伸吉)を思い出した。
<国民クイズ>とは、民主主義が崩壊した日本で国民を支配する為の仕組み。人間の欲を利用する。2022/3/23
ミランジョに対して…。
ダイダの彼女への言動は、まぁ理解できる。
彼女に利用されてたことがわかっても、自分と自分の関係者が酷い目に合わされていても、なにより彼女に自分への愛がなかったとしても。
愛に理屈はなく、愛は無敵というか…。
ただ、もっと他の女性も知ってほしいとは思うが…。2022/3/23
それにしても結婚て。
ダイダはボッジの弟だろ?純血の巨人族(ボッジ)は、人間より成長がゆっくりなのだろうか?
そのボッジがミランジョを赦したのは、まぁ理解できる。実母が赦したから。
目と足を奪われたドルーシなんかは赦しがたい思いじゃないかと思うけど、まぁ臣下だからね、従うしかない。2022/3/23
ミランジョには同情しがたい。
ダイダへの愛があるとは思えない。
ダイダ本人がそれを納得してるからいいけど…。
こちらが納得できないのは、酷い目に合わされた人が、他者に酷い目を合わすとの構図。
これは、あくまでありがちなのであって、決してその通りじゃない!
なのに本人も周りも甘えてる。2022/3/23
ボッスには反感しかない。
彼が強くなりたかった理由に愕然とした。
私は、神と人間との不安定な関係の中で、あくまで人間の味方となって神の力を削ぐために、新しい世を築くために……などと勝手に想像してたが、単にスポーツ止まりだったやんけ!
息子(ボッジ)が生まれて後悔して王国を築いたが…。2022/3/23
ずっと一匹狼の風来坊が、人を使える? 即安定した国を築ける?
……まぁそれについては何とか理屈づけはできるだろうが、納得できないのはそれ以降のコト。
ミランジョがシーナ殺害に関与したとは考えなかった?
で、次は言われるままにヒリングと一緒に。そして彼女を殺していい?と言われてOKとは。2022/3/23
原作漫画を読んでる人の書き込みでは、ボッスのミランジョへの思いは「親子」だと。
娘だとすれば、彼の行動原理はもう少し理解できるものの、それでは過去の発言と合わない。
18話では「私が誰よりも大切に思う人」「私の子であり、母であり、そして師のような存在だ」と言ってた。
やはり愛する人だ。2022/3/23
ミランジョを妻にしなかったのは、そう思った時(シーナの死後)は、彼女が鏡になってたからだろうか。2022/3/23
ボッスがミランジョ(鏡)をダイダに与えたのは、ミランジョを慰める意味もあったのかもしれない。
しかし我が子を洗脳し、あげく彼を利用して勝手に自分を蘇らせたと知ったら……普通なら絶望するよね。
彼自身それまでにいろいろ後悔しすぎてて、絶望しすぎてて、心が動かなくなってたのも知れない。2022/3/23
そういう意味からすれば、21話での彼の一連の行動は、間接的な「自殺」だったのかもしれない…。
ボッスを主人公にしたストーリーを作れば、物凄く人間臭く矛盾に満ちた1人の男のドラマが描ける気がするが、『王様ランキング』内での彼は、単に失格夫であり失格父親でしかないと思うのだが…。2022/3/23
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アニメ『王様ランキング』23話(最終話):
ダイダはミランジョと結婚し、王位をボッジに譲る。
ボッジは、カゲの励まし受け、周りからも祝福されて王座に。
しかし程なくダイダに王位を返す。
カゲと共に生きる為に。彼と共に新しい国を興す為に。
ヒリングの後押しもあり、カゲと共に諸国漫遊の旅へと。2022/3/30
<詳細粗筋-1>
ダイダは、ミランジョと結婚するとヒリングに報告。
「彼女は罪を犯した。でもそれだけの不幸が彼女にはあった。俺がその罪も不幸も受け止める。俺が許す!」
王の言葉に臣下達は従うしかない。
アピス、それにボッジとカゲは嬉しそう。
ダイダは、必ず幸せにするとミランジョに語る。2022/3/30
<詳細粗筋-2>
息子の語る愛の言葉に、あっけにとられたままだったヒリングは照れ、ドルーシの腕を取る。(まるで夫婦)
ずっと泣いてたミランジョは、ふと上空に亡き母とシーナ、そしてボッスの姿を見る。
3人は彼女を祝福する動作を示し、去っていく。
(シーナ、ダメ夫であるボッスも許したのか?!)2022/3/30
<詳細粗筋-3>
ミランジョは(心入れ替え)皆を幸せにすると言い、ダイダは臣下達に頭を下げる。
「すまなかった。俺のくだらぬプライドの為に、みんなに大きな迷惑を掛けてしまった。償いをさせてくれ」
彼の豹変ぶりに臣下達もヒリングもボッジも驚く。
ボッジは弟の姿に王の威厳を見て、自信を失う。2022/3/30
<詳細粗筋-4>
アピス「ならばボッジ様に王位を譲って頂きたい」
ダイダ「俺もそのつもりだ」
意外にもダイダはボッジの前に跪き、頭を下げ、「兄上、御免なさい。そして有難う。あなたこそ王様にふさわしい」と手話で。
(ダイダにも手話ができた! 3話の感想では、彼にはできないのではと書いたが)2022/3/30
<詳細粗筋-5>
ダイダの譲位の意向にベビンも頷く。(ダイダの意思なら納得だろう)
しかし肝心のボッジは自信がないと。
ヒリングは、自分が彼の自信を奪ってきたと後悔…。
そんな時、カゲによる「カンチョー!」(←中高年世代には懐かし!)
そして「俺には見えるぜ、立派な王様になったお前が!」と。2022/3/30
<詳細粗筋-6>
カゲの鼓舞にボッジは自信を取り戻し、臣下達(四天王)も彼の前に跪く。
ドーマスが、自分達が全力で支えると手話で伝えると、カゲは、ボッジは読唇術も使えることを彼らに伝える…。
ボッジは全てをわかってた!
ドーマス達は、彼に王の器がないと考えたことがあった自分達を悔いる。2022/3/30
<詳細粗筋-7>
ダイダを含め「ボッジ王」の誕生を喜ぶその場に、行方不明だった宰相ソリーと法相サンデオが登場。ずっと隠れてたらしい…。
そして、デスパー達もミツマタも加わりボッジを胴上げ!
上げられた上空で、ボッジは未来の光のような風景見て涙ぐむ。
その横でダイダはミランジョを胴上げw2022/3/30
(胴上げしようと臣下達が寄ってくるのをボッジは最初は避ける。
しかしカゲは「避けなくていいんだよ」と言い、サンデアオは「我らに身を任せて下さい」と…。
20話でデスパーが言った「誰かに頼ることはとても大切なことです」からの流れだと思う)
(あと、ダイダはミランジョを片手で持ち上げとる!)2022/3/30
<詳細粗筋-8>
「ボッジ王」誕生を見届け、カゲはひっそりその場から去る。
「もうボッジの傍には俺みたいな悪党がいちゃダメだ。ボッジに俺はもう必要ない」「お前には限りない可能性があるんだ」
しかし…
「ボッジに俺は必要ない?何言ってんだよ。本当は俺にボッジが必要なんだ。でももう…」2022/3/30
<詳細粗筋-9>
王座に就いたボッジ。
城内で国民1人1人からの祝福を受けつつ、正式に王冠をかぶろうと、今までかぶってた小さな王冠型帽子(カゲが作ってくれた物)に手をやったところで、気づく。
カゲがいない!
(仕事が終わって)カゲを探すボッジ。
ドーマスとホクロも一緒に探すが、見つからない。2022/3/30
<詳細粗筋-10>
自ら去ったのでは?と、ドーマスはホクロに。
その唇の動きをボッジは読み取り、真っ青になって城の外へと駆ける…。
ホクロに怒られたドーマス。
硬い表情で「時が来れば違う道を歩むのは珍しい事じゃない。いつまでも同じ道を進み続けるなんて、そんなの奇跡みたいなものだろ」と…。2022/3/30
<詳細粗筋-11>
カゲは、幌馬車の屋根の上にちゃっかり乗って、どこかへ向かっていた。
ボッジは、「お前は立派な王様になるよ」との彼の言葉を思い出し、彼が作ってくれた王冠型帽子をアピスに預け、正式に王冠をかぶる…。2022/3/30
<詳細粗筋-12>
デスパーと冥府騎士団隊長達が、オウケン封印済の岩を持って冥府国へ帰ることに。
ダイダとベビンが見送りを…。
同じ頃、ベビンの蛇に見送られる人物が。
蛇に礼を言って、向かった先はオウケンの岩!
12話で死んだと思われた罪人キングボだ!
騎士団隊員達を排し、岩を真っ二つに。2022/3/30
<詳細粗筋-13>
オウケンは岩から飛び出て復活。しかしすぐさまキングボは彼の首を斬り、その首を復活不能なほど遠くへと投げる。
首は湖のナマズの餌に…。
キングボは「借りは返したぞ」と言って去っていく。
デスパー/騎士団隊長/ダイダ/ベビンが現場に着くと、首無しオウケンがうごめいていた…。2022/3/30
(ベビンはなぜ国を危機に陥れた罪人を助けた?情けから?
理由はわからない。ただ罪人とはいえキングボには、謝意を示す優しい心は残ってたようだ。
それにしても「借りは返したぞ」とはどういう意味?
助けてくれたベビンに……ではないよね。
王座を盗られたことに対してなのか?よくわからない)2022/3/30
<詳細粗筋-14>
1話では自分をバカにしてた。それが今では自分を歓迎してくれる。そんな国民の中をボッジは歩く。
日々の業務もそつなくこなし、心優しい統治も行ってた。
しかし、カゲのいないことでぽっかり空いた心の隙間は埋められない。
元気がないことを周りは心配。
そんな中、ヒリングが動く。2022/3/30
(ボッジに対する国民の評価の激変は、オウケンが暴れた時、他国からの援軍(=冥府騎士団)を連れてきたことがきっかけだったかも)2022/3/30
<詳細粗筋-15>
ヒリングは、最初は彼女らしいキッい言い方で、しっかりしなさいとボッジを叱る。
そしてすぐに、ボッジの憂いがカゲがいないことにあるのだと確信する。
だとしても……
「あなたは王様になりたかったのでしょう?王様は、この国に暮らすみんなを幸せにするとっても大事な仕事なの」2022/3/30
<詳細粗筋-16>
その頃カゲは、自立をめざしていた。
街を見下ろす丘の上にあばら屋を建て、街で仕事を探し、真っ当に生きようとするが、
「影の一族だ」「気味が悪い」「闇をもたらす不吉な奴らだ」
――として相手にされない。
そればかりか、家を潰されてしまう…。2022/3/30
<詳細粗筋-17>
やむなくカゲは岩の上をねぐらに。
そこに蛇が姿を見せるが、すぐに消えてしまう…。
カゲはボッジの夢を見る。
朝起きて1人だとわかると、「思い出すな、振り返るな、さみしくなるだけだ…」
しかし……
そこに本物のボッジが現れる!
王冠ではなく、自分が作った帽子をかぶって!2022/3/30
<詳細粗筋-18>
カゲの前にちらりと現れた蛇は、ベビンの部下だった。
カゲの居場所を探し出し、ボッジを連れてきたベビンは、静かにその場を去る…。2022/3/30
<詳細粗筋-19>
ボッジはヒリングに諭されてた。
「あなたがあなたにとって本当に大事なことを見つけたのなら、我慢することなんてないのよ、自分が輝ける居場所を必死で探してそこで頑張りなさい」
「カゲでしたっけ?あの子はあなたを輝かせる太陽に見えたわ。そしてあの子はあなたのお守り」2022/3/30
(「お守り」というところでヒリングはあえて手話も使う。
ボッジは「おあおい?」と…。
これは大切な言葉だと、ヒリングは2つの言葉を使って強調したのだろう)2022/3/30
<詳細粗筋-20>
ヒリングはさらに…「お守りというのはね。守ってもらうものであると同時に、守ってあげるものなの」
「それを守るために、あなたがよく考えて行動すれば、それが結局、あなた自身を守ることになる。あなたが賢く強くなって、とても輝くの。それがお守りの役割」2022/3/30
<詳細粗筋-21>
「あなたは自分の人生を生きなさい」
そう言ってヒリングはベビンを呼ぶ。
他の四天王とホクロもやってくる。ホクロは泣いている。
そしてヒリングは「行きなさい。私のボッジ」と…。
そしてボッジは王位をダイダに譲ってカゲのもとへ!
これにはカゲも仰天!2022/3/30
(ヒリングの言葉は母親らしい言葉。
父親なら――中途半端じゃ王はできないしやるべきじゃない、もっと幅広い知識や経験を身につけろ、若いんだからもう一度修行してこいっ!――と言うところかもしれない。
ただ、そんなに簡単に王がコロコロ変わっては、国民的にはどうなんだろうかとは思うが…)2022/3/30
<詳細粗筋-22>
ボッジはカゲに言う。自分は父親のように自分で国を作りたいと。
それがカゲが一緒なら可能だと確信したのだ!
で、しばらくは諸国漫遊。いろいろなことを知り、いろいろな経験をするために。そのための金銭もバッチリ持ってきていた。
そして、2人の旅が始まる。 END2022/3/30
アニメ『王様ランキング』23話(最終話):
ボッジが王になるや、カゲは自分は彼にふさわしくないと身を引く。
2人は一旦分かれたことで、互いの必要性を強く感じることに。
ヒリングはベビンにカゲの居場所を探し出させるが、連れ戻すことはせず、ボッジがカゲのもとに行く=一旦退位することを容認する。2022/3/30
カゲがこのまま現体制に組み込まれては、ボッジの王としての伸び代が減るとヒリングは察したのだろう。
優秀な側近達が固める中では、ある意味カゲが入り込む隙はない。
カゲと共に王として輝きたい というボッジの望みを叶えるには、彼が新しく国を興すという選択肢もありだと彼女も覚悟したのだろう。2022/3/30
オウケンがあの後どうなったのか描かれていない。
デスハーもデスパーもどうなっていくのか…。
それらはどうやら原作漫画で継続的に描かれているらしい。
つまり、このアニメ、第2期ありということだよね!
(魔神のふるまいも意味不明なので、それらも第2期で解決してほしい)2022/3/30
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アニメ『王様ランキング』全23話感想:
ボッジとカゲの成長物語を中心としながら、ダイダの成長物語であり、ミランジョが贖罪に至る物語であり、冥府3兄弟の苦しみが続く物語である。
背景に神と人間の深刻な対立があり、空気のような一般民衆の存在が実は大きな鍵になってるのでは?と思わせる描写も。2022/3/30
ただ残念なことに、描写の薄い部分も多かった。
キャラの感情を読み解く状況が、原作漫画よりだいぶカットされてしまってるとの一部意見もあり、あくまでアニメを見ただけの感想とはなるものの…。
やはり一番に、ボッジの父ボッスが意味不明過ぎた!
(この点については22話の感想の際散々書いてる)2022/3/30
ダイダがボッジに、暗殺を謀ったことを詫びるシーンは最後までなかった。
23話で全員に向けて言った「迷惑を掛けてしまった。償いをさせてくれ」という言葉に含まれてたと理解すべきなのか?
兄弟間の情愛も、あまり描かれていなかった。
特にボッジのダイダに対する思いがイマイチよくわからなかった。2022/3/30
ボッジ兄弟と冥府三兄弟の、父親越え(父親殺し)の物語が描かれてはいるが、前者の描写が弱かったことは不満。
もっと父親への怒りを、言葉に示すべきだったと。
父親殺しをしたボッジにしても、父親に語りかける描写が無いから、唐突感は否めない。
ダイダはましてや! あのままじゃ父親に従ってるよ!2022/3/30
手話<読唇術 と捉えかねない描写も不満だった。
日本でのろう教育では長年読唇術重視だったが、それは……。
一方で手話は、今や1つの言語として位置づけられてる。そのように展開させてほしかった…。2022/3/30
こうやってぶつぶつ不満を言うのは、裏返せば面白かったからである。
なによりボッジというキャラは革新的だった!
わずかな語彙で豊かな感情表現を行った声優さんの演技は、特に素晴らしかった!2022/3/30
繰り返し、アニメ『王様ランキング』について。
絵は可愛いが、内容的にはPG12。
メインキャラはご都合主義で救われることも多いが、背景にはそうではない残酷な部分が。
私的には良作とは思えるものの傑作とは位置づけられないのだが、ただ物語はまだ途中。
今後の展開次第では傑作になるかも。2022/3/30
―――
ロッチと子羊 (12)「アニメの現場の悩み(1)」:
日本のアニメ制作会社 WIT STUDIOにて。
アニメーターの浅野恭司氏と、プロデューサーの岡田麻衣子氏。
『進撃の巨人』『SPY×FAMILY』などが紹介され、『王様ランキング』と、劇場アニメ『バブル』がず~っと背景にあった。2022/7/18
ロッチと子羊(13)「アニメの現場の悩み(2)」:
(12)に続き、日本のアニメ制作会社 WIT STUDIOにて。片桐崇氏(演出家)と中武哲也(プロデューサー)。
『王様ランキング』『バブル』『進撃の巨人』『鬼灯の冷徹』『甲鉄城のカバネリ』。(略)2022/7/25